大きなものからどうにかした方がよかったりすることもある

たしかに、いつの間にか高性能・多機能みたいなものをありがたがるような空気が醸成されているように感じます。
例えば洗濯機は乾燥機能付きの方をありがたがるし、炊飯器なんてお米だけでなくパンが焼けたりするものがありがたがられるような気がしています。

しかし、自分の手元のものがどれだけ高性能・多機能になったとしても、その根元にあるインフラみたいなものは高性能・多機能になったりはしていないことも大いにあり得ます。
そことの間に生まれたギャップみたいなものが、かえって手元のすごい道具にキャップをしてしまっているような状況があるように思います。

そうなったときに大事になってくるのは、自分の今いる環境がどれだけのものなのかを見極めることだと思っていて、それがわかれば今の自分の環境に最適な道具を揃えたりすることもできるようになります。
そうなれば「カタログスペックが出ない」みたいなことにモヤモヤすることもなくなったりするのではないかなぁと思ったりしているのです。

みたいなことを、なかなか温度が上がりきらない我が家のオーブンレンジを思い浮かべながら感じました。