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投資信託の基本について

【少額から分散投資が始められる】
 
投資に馴染みの薄い方でも、投資信託という言葉は聞いたことがあると思います。

内容について、なんとなくわかっている方もいるかもしれませんが、あらためてご説明します。

投資信託では、大勢の投資家が少額、または
まとまったお金を投資し、そのお金がファンドに集められます。
集められた多額の投資マネーを〝ファンドマネージャー〟という投資のプロが運用します。
投資信託とはこの仕組みを指しています。

投資信託の運用先は商品によってさまざまです。
債券・株・不動産など、ローリスクなものからハイリスクなものまであります。

投資先は様々で、タイプによっては分配金が毎月、投資家に配分されるものもあります。
さながら株式の配当金のようなイメージです。

株式投資は自分で銘柄を選び、タイミングを考えながら売買を行いますが、投資信託は少額からスタートできるにもかかわらず、プロに運用を任せられ、かつ分散投資ができる、という大きな特徴があります。

投資信託には、さまざまな投資先があります。株タイプであれば100社~200社と分散投資を行っているため、万が一、組み込まれているうちの1、2社が上場廃止になったとしても、大きな損失を被るということはありません。

ただし、プロが運用してくれるといっても元本保証ではないので、その点は理解が必要です。

また利益の有無に関わらずファンドマネージャーに対して報酬が発生します。
ここ最近はITの発展とともに少額から始める投資環境も整ってきました。
以前は投資するにしても「まとまった資金」が必要で初心者にはハードルが高いものがありましたが、現在では100円というごく少額や、クレジットカードのポイントで投資することもできます。
損失のリスクが怖くて、なかなか投資をスタートできないという人にとって、少額のお金やポイントなどを使い、損失を限定させて投資が行えるのはメリットでしょう。
 
投資に興味がある人が、不動産や個別株、海外の有名企業に投資をしてみたいと考えても、それらに直接投資するには資金が足りなかったり、分散投資が実現できなかったり、手数料が高額だったりと、いくつもの問題に直面します。

投資信託であれば、金額面のハードルも下がり、分散投資の効果も得られるので、目的に合った投資が叶えられます。

なお、海外の株式・債券に投資する投資信託の場合、通常であれば為替の影響を受けますが「為替ヘッジ」の選択ができるタイプであれば、為替の変動に左右されなくなります。
為替リスクを取りたくない場合、この「為替ヘッジ」を選択できる商品を選ぶようにしてください。

積み立て投資の場合は、それほど意識する必要はありませんが、一括購入の場合は、円安か円高かでリターンが大きく変わってきます。為替変動の見通しは経験によるところも大きいため、わからなければ「為替ヘッジあり」を選択しておけばリスクを抑えられます。

投資信託の選び方については、次を目安にしてください。
 
1 債券タイプ……リターンよりもリスクを抑えることを重視するなら、このタイプ。預貯金より少しでも増やしたい人向け。債券に投資するため堅実に増える商品です

2 株タイプ……リスクよりもリターンを重視して、多少のリスクを取っても、大きく増やしたいという場合、株式で構成される株タイプを選びます

3 不動産タイプ……中程度のリスクを取り、分配金を受け取りながら不動産に投資します。現物の不動産投資ができない時に分散投資として有効な商品です

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