![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22677792/rectangle_large_type_2_61aa9a4a0e726e5d98c52af8260b4a13.jpg?width=1200)
NetflixやHuluのドラマのイッキ見解消方
今日はついつい連続で視聴(binge-watching)し続けてしまう人に、そしてそれを良い習慣ではないと、分かっていてもやめられない人に解決方法を書いていきます。
意志が弱いから視聴を止める事ができないのか?
ついつい視聴し続けてしまう自分は意志が弱いと思っている人はいませんか?安心してください人の意志の強さには差ほど違いはありません。人は誰しも弱い人間かつ怠け者であり、意思決定の回数や思考を伴う事をなるべく避けたいと思うものです。
私たちが連続視聴をやめられないのは、止めることの出来ない機能や要素がその作品(ドラマなど)に組み込まれているからです。
最後の10分に気をつけろ
なぜ視聴し続けるか?の理由はドラマの最後の10分にあります。
ドラマは次作が気になる様に最後の10分くらいでストーリーが急展開(衝撃的な展開)したり思わぬ出来事が起こり中途半端な形で終わります。(例:主人公が殺されかけたり、カップルの別れる寸前のシーン)←共通点はどちらも結果がわからない。
中途半端な形で終わったドラマは次作の最初の10分程度で、どの様になったか結果がわかる様に作成&編集されています。
その為、一話を観終わると二話がとても気になるのです。
この様な経験皆さんにもありますか?意味深な感じで終わったりすると次作が凄く気になりますよね。
これらを、心理学用語でツァイガルニク効果(中途半端な形で終わる事)と、クリフハンガー効果(衝撃的なシーンで終わる事)言います。
この解決策としてドラマの最後の10分前(ストーリの急展開前)に視聴をやめる手段を取る事ができます。もしくは次作(第二話)の最初の10分くらい(ストーリの急展開の結果)まで視聴することによって連続視聴を止める事ができるでしょう。
これを勉強などに応用するとキリのよい所で勉強を終わるよりも中途半端な所で終わった方が、持続性があるということがわかります。
-アダム・オルター. 僕らはそれに抵抗できない- 人間は完了した体験よりも、完了していない体験のほうに、強く心を奪われる。
自動再生機能という悪魔
自動再生も視聴をやめられない要因の一つです。
従来までは一本のドラマが終わると、自分自身で再生ボタンを押す能動的な行為が必要でした。しかし現在のNetflixやHuluの様な動画配信サービスでは自動再生機能を導入する事によって、一話終了後に行っていた「再生ボタンをクリックする」という行動を省いてしまいました。これはいわゆる、何もしなければ自動的に次作が再生してしまいす。
そして気づいた時には全て観終わっているという事です。
実はこれデフォルト効果といいます。
よく紹介される例では、スマホの初期設定です。
スマホはフォントの種類、大きさから背景色などを変更する事ができますが、ほとんどの人は初期設定(デフォルト)で設定されているフォントなど使用します。これらを全て自身で設定しようとしたら非常にたくさんの選択をしなければなりませんしエネルギーが消耗します。
その為、私たちはわざわざ設定画面を開いて設定変更しようとは思いません。
上記のNetflixの件では初期設定で自動再生される様に設定されています。(設定画面でオン/オフの設定が可能の様です)
有意義な時間を過ごそう
ドラマを連続視聴するな!とは言いませんが、人生は一度だけです。
その時間をどの様に使うかは自身の意志決定に委ねられています。