朝食が代謝のスイッチ!食べる人ほど痩せやすくなる王様の法則とは
「朝は王様のように食べよう!」
という言葉があります。
夜の睡眠中は、もっとも長く栄養素が入ってこない時間帯。
さらに朝ご飯も抜いてしまうと、どうでしょう?
前日の夜ごはん~当日の昼ごはんまで、15~18時間くらい、栄養補給のインターバルが発生します。
これは体にとって、プチ断食状態。
とはいえ午前中の活動エネルギーは、確保しなければいけません。
そこではじまるのが、筋肉の分解です。
これはアミノ酸などを利用して、肝臓などで糖をつくりだす「糖新生」という機能。
筋肉のタンパク質を、アミノ酸レベルまでバラしてから、再利用するシステムです。
これが連日だと、、、
かなりの筋肉量が犠牲になり、基礎代謝が下がります。
さらに空腹状態から摂った昼食が、血糖値を急上昇させる要因になるのは間違いありません。
肥満ホルモンのインスリンが分泌されて、摂ったカロリーの多くが脂肪細胞に直行します。
やっぱり朝食は、ちゃんと食べるべき。
太陽光が目から入ると、脳が1日のはじまりを認識します。
ところがお腹のなかは、光の届かない暗闇の世界。
内臓は食べ物が入ってくることで、1日がスタートするのです。
お腹が目覚めることで、体温も上がりやすくなり、全身の基礎代謝はアップ。
さらに食事そのものでも、消化や吸収の過程でカロリーを消費します。
いわゆる「食事誘発性熱産生(DIT)」というやつです。
ちなみに三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)のなかで、DITがもっとも高く、体を温めてくれるのはタンパク質。
あなたがダイエッターなら、高タンパクな朝食メニューは理想的です。
とくにチーズやヨーグルトなどの、乳製品を朝に摂っておくと、昼食後の血糖値上昇を抑える「セカンドミール効果」も狙えます。
もし朝に食べ過ぎても、就寝までの猶予は長く、その間に消費してしまえば太りません。
1日の食事量は、逆三角形が基本。
「朝は王様のように、昼は家来のように、夜は奴隷のように食べよ」という昔の格言もあります。
もし起きてすぐに食欲がないなら、それは夜に食べ過ぎているのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。