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Co-Founderは早期に

「共同創業者は早く見つけるように」それはスタートアップを始めようとする方々に対して、先輩起業家からよく届けられるアドバイスの一つ。どうして早く見つけると良いことが起きるのか、その理由を紹介しえいこう。

 共同創業者を早く見つけると良い理由の一つ目は、深い信頼関係が築けるから。アイデアがある程度進んでからチームに参加する場合、最初に起こる無数のトラブルを経験しないことになります。もちろん途中の道のりも困難に満ちているものの、最初期に最も多く現れる苦労を共に乗り越えることで、強固な繋がりを得られるように。

 例えば、ミカンの木を植える際、小さな苗木は弱く、害虫などにやられやすい。この一番大変な時期を共に乗り越え、木々を育てた仲間とは深い絆を築きやすくなる。

 共同創業者を早く見つけると良い理由の二つ目は、ビジョンやミッションが共有されやすいから。アイデアがある程度進んでからチームに参加する場合、想いの言語化や価値観の整理といったプロセスを経験しないことに。もちろん出来上がった指針を読み込み理解はできるものの、一緒に作り上げていないためズレや摩擦が生じやすく。

 例えば、ミカンの木を植える際、これまでの人生や心の中を吐露して三日三晩議論を尽くし、「AIに代替されない、人の営みで地域を復興する」というミッションを共に掲げられたなら、お互いが持つ未来像にズレは生じ辛くなる。

 共同創業者を早く見つけると良い理由の三つ目は、対等な立場を築けるから。アイデアがある程度進んでから、特に投資家などから資金調達をした後にチームに参加する場合、創業者が株式の大部分を保有し、決定権を全てにおいて持つ形になりがち。もし資金調達前にチームに加わっていれば、株式比率に関わらず、チームとして重要な意思決定を対等にできるように。

 例えば、ミカンの木を大規模に植える際、最初からチームを組んで投資家から出資を受けていれば、株の持ち分で最終決定権は決まるものの、チームとして上下関係は生まれず、対等に議論や決定を進めやすく。

 アイデアをカタチにする旅路には仲間は欠かせないもの。共同創業者をより早く見つけることで、辛酸を共に味わい深い絆が結ばれ、アイデアに込めた想いが共有され、対等な立場を築けるように。これから共同創業者を見つけたいと願う皆様の一助となれば幸いです。

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