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審査員からの煽り言葉
あるビジネスコンテストに野心的な公務員の女性が参加した。ピッチ後に催された懇親会で審査員の一人から煽り言葉を受けたと本人から伺ったので、今回はその言葉をメモしておこうと思う。
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最初の挑発的な言葉はこちら。「どうせお前は公務員だろう。税金で生計を立てているだけ。リスクを取って勝負しないんだろうな」というもの。
公務員という職は、安定した生活と確実な収入の象徴と見られがち。それもあってか、起業家からは挑戦の真反対の存在として映ったよう。
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次の挑発的な言葉はこちら。「ビジコンに出て、賞を取って自分の存在が優れていると証明したいだけ。本気で参加している人たちに迷惑」というもの。
ビジコンには本気でカタチにしたいアイデアを持ち寄る人も少なくないからこそ、実際に起業する意志がないのなら、参加して賞を取ることに何の意味もないと思われてしまったよう。
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最後の挑発的な言葉はこちら。「そのアイデア、もし仮に公務員を辞めて挑戦するとしても、そもそもあなたは着手できない。妄想と同じ」というもの。
設定した顧客と接点を持たず、また試作設計に必要なスキルもなく、結果としてビジネスモデルだけが独り歩きし、妄想を披露しているだけだと思われてしまったよう。
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ちなみにオチとして、この公務員の女性は「私は本当に本気なんですから!目にモノ見せてあげますから!」と覚悟を決め、公務員を辞めて起業準備中のステータス。まさか審査員の御方は彼女の反骨心を見抜いていたのかと思わずにはいられない。彼女のスタートアップの旅路が良いものとなりますように。