書籍作りの気付き学び
毎日のように投稿している内容を整理・推敲して作り上げている書籍プロジェクト。一番最初に世に送り出すのは「アイデア」に特化した25個のコラムを纏めたもの。
実は恥ずかしいことに最初は、毎日投稿しているものを整理するだけで本になるなんてラッキー!と思ったものの、そうは問屋が卸さないことが書籍作りを続けていると分かってきた。というわけで、書籍作りの気付き学びのメモを残しておこう。
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1.問い掛け
淡々と「結論です。理由です。事例です」と紹介すると、誰も興味関心を持ってくれない。「課題から考えよう。何故なら。具体的には」と説明しても味気ないというか、コミュニケーションになり辛い。だからこそ、問いを用いて、読者の方々に興味関心を持っていただくことが重要。
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2.簡単な言葉に
アイデアを考案→アイデアを考える。持つべき観点→持つべきポイント。といった風に、できる限り柔らかく簡単な言葉に置き換えること。堅苦しい感じを使えば使うほど、読者の皆様との距離は遠ざかっていく。
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3.体言止め禁止
「それこそが、経営資源の活かす道」→「経営資源を活かす道は、○○です」といった風にして、体言止めを避けること。というのもの、体言止めは意味が浮いてしまうケースがあるから。「それこそが、経営資源の活かす道(かもしれない)」「それこそが、経営資源の活かす道(ではない)」といった風にして解釈を読み手に委ね過ぎてしまう。
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4.書籍タイトルや説明文
似た価値を提供する他の書籍と差別化することが大切。アイデア作りのヒント=既に似通ったものが無限にあるという現実。この書籍を手に取ることで何が起こるのか「結果」や「効用」に言及すること。
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5.紙出版への道
今回はアイデア、次回はチーム、その次は資金調達と、ジャンル毎に区切ってAmazon Kindleで販売を続けていくけれども、将来的には全てを纏めた紙の書籍に持っていきたいと考案中。その道のプロの御方に相談したところ、まずはにフォロワーを増やしておきましょうね、とアドバイスをいただくことに。
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6.主語
中本卓利は「自分は」という言葉を使いがちだけれども、書籍の第一人称としては相応しくないので、「私は」に変更することが必須。
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7.期限を忘れずに
Amazon Kindleでの発売となると、極論、どんな内容であったとしても出版することができてしまう。だからこそ、放っておくと出版は(恥ずかしさや恐怖が邪魔をして)いつまでも後にズレてしまう。だからこそ期限を強制的にセットしよう。自分の場合、出版イベントがセットされてしまったので、まだまだな内容であったとしても世に送り出さなきゃ!と覚悟を決めることができた。本当に本当に感謝。
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他にも取り組んでいる最中に気付いたことは無数にあったけれども、代表的なものはこの七つかと思う。もちろんこれから世にリリースしてから、もっともっと気付くことは増えていく。第一弾に終わらせず、第二弾、第三弾とより良い価値を届けられるよう、これからも精進していきます。