香港を考える🤔
11/21 から11/24 まで、大学の学祭休みを使って香港に行って参りました✈️
香港渡航の直前の時期は香港理工大学に学生が立てこもり周辺の駅が封鎖されるなどデモ隊と警察の衝突がいっそう激しくなっている状況でした。
「このような状況で本当に香港に行っても良いのだろうか?」
家族や友人からは「今じゃなくてもいい」と止められるし、メディアではデモがまるで戦場のように報道されておりキャンセルしようかと直前まで考えていました。
けれど、やっぱり行きたかった。それは、
民主主義が大陸による一党独裁にすり替えられようとしている香港において、「香港の学生たちが感じている政治への怒り、将来への不安を肌で感じてみたい。」
と強く思ってたからです。この平和な日本でもいつか民主主義が脅かされる日が来ないとは誰にも言い切れません。事実、沖縄や福島、秋田での政府の強引なやり方には深く考えさせられました。
来ては欲しくないが日本の政治が脅かされたときにどうしたら良いのかという答えも欲しかったのかもしれません。
香港では、中環(セントラル)周辺と九龍半島(旺角、尖沙咀)に足を運びました。そこはデモが一際激しかった所でもあり近づかないようにと言われている所でもありました。
しかし、市民生活は至って普通。ちょっと拍子抜けしましたが、街にはしっかりとその傷痕が残っていました。
これは香港の目抜通り、ネイザンロードの写真ですが、このように信号が破壊されていて交通に支障が出ていました。現地の人によると、これを修理してもまたデモ隊に壊されるからあえてそのままにしているそうです。
また、このように香港では駅など人目につきやすいところに警察の暴力を非難する落書きが多数見られました。
今回の旅では現地の日本人と話す機会にも恵まれ、香港人がなぜこのように怒っているのか?ということについて詳しく話すことができました。そのときのメモを貼っておきます。
香港警察は昔憧れの対象。しかし、近年は普通話を話し暴力的な存在になった。これは香港警察に人民解放軍の警察部隊が入り込んでいる証拠か?
近年の警察は令状なしの逮捕は当たり前で、学生と言うだけで逮捕することも日常茶飯事。逮捕された人が香港内にいるとも限らない。
最悪の場合、逮捕されてレイプされる人もいる。警察の暴力は過激なものになり、香港市民の怒りの源流となっている。
それゆえ、香港デモにおける暴力は警察の過激すぎる暴力に対して「目には目を」というような対抗手段なのである。
香港には本土から大量の中国人が流れてきて、地価や物価が上昇。元来からの香港人が住みづらい環境になりつつある。
これを受けて、人口のマジョリティを親中派が占めるようになり教育に関しても根本から香港のあり方が問われている。
日本の報道は中国寄りで真実の報道がなされていない。本当の情報にアクセスするためにはさまざまなリソースから情報を集めることが重要だ。
この中で驚いたのは2点。
・香港警察の警察官が香港人ではない可能性
・香港デモは警察の暴力に対する抵抗手段である
ということです。
事実、最近の警察官には広東語(香港の主要言語)が通じなかったり英語が話せない人が多くなっている
といいます。
確かに考えてみれば同胞にあれだけの無差別暴力を振るうことができるのは警察官が香港人ではないからと言うのも納得できる話なのです。
香港警察が人民解放軍の警察部隊にすり変わっている?
非常に恐ろしい話ですね。
それゆえに警察の市民に対する暴力は半端なものではありません。
学生と言うだけでいきなり逮捕され暴力を受けたり、医療部隊を拘束して逮捕したりと傍若無人な行動を繰り広げているそうです。
それを香港の記者が警察に真偽を問うても警察や政府は知らん顔。香港人の怒りが爆発するのもよくわかります。
僕が滞在中に行われた地区選挙。これで選ばれる議員たちは香港の政治を直接動かすには小さい存在ですが、香港の民意を示すには絶好の機会でした。
その選挙で民主派が圧勝。デモ隊を民意がバックアップする形になりました。
これでも政府がごね続けると(確実にごねるでしょうが)またデモが再加熱する危険性があります。
今後の香港情勢の一挙手一投足に注目して日本の政治、民主主義のあり方を考え直す機会にしてみたいですね。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
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