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きょうの金匱要略 2/12 婦人雜病脈證并治 第二十二(7)

蛇床子散方 溫陰中坐藥
蛇床子仁
右一味 末之 以白粉少許 和令相得 如棗大 綿裹內之 自然溫

※蛇床子 オカゼリの成熟果実。日本では同じセリ科のヤブジラミを用いている。精油の他、クマリン類が含まれ、抗トリコモナス、抗真菌作用、性ホルモン作用などがある。

少陰脈滑而數者 陰中即生瘡 陰中蝕瘡爛者 狼牙湯洗之
(少陰の脈、滑にして數なる者は、陰中即ち瘡を生ず。陰中蝕瘡爛るる者は、狼牙湯にて之を洗う)
狼牙湯方
狼牙三兩
右一味 以水四升 煮取半升 以綿纏筯如繭 浸湯瀝陰中 日四遍

※狼牙 バラ科のミツモトソウ。またはマメ科のイチミヤク。

胃氣下泄 陰吹而正喧 此穀氣之實也 膏髮煎導之
(胃氣下泄、陰吹にして正に喧しきは、此れ穀氣の實なり。膏髮煎にて之を導く)
膏髮煎方

※陰吹 直腸と腟が瘻でつながってしまい、ガスが漏れる病症。

小兒疳虫蝕齒方
雄黃 葶藶
右二味 末之 取臘日豬脂鎔 以槐枝綿裹頭四五枚 點藥烙之


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