ママたちのランプ(page3.)
人との関わり方は
私にとって難しいものだった
学校では誰かと一緒にいないといけない
1人は怖いという気持ちが強かった
ゲームの様に毎日変わる人間模様
今日は仲良し
明日は敵
そんな風に私にはみえた
誰も信用しなかったし
好きだと思ったことはなかった
その頃から私の中には言葉にできない
苛立ちや怒りがあった
お腹の下の方が締め付けられる様な
苛立ちに振り回されていた
今でもその正体は分からない
怒りに任せて枕を振り回し
ガラスのランプを壊してしまったことがある
両親の寝室の枕元に飾られた
綺麗な模様のランプだった
頭の中にいる冷静な自分が
現実の私を執拗に責める
ランプだけではなく自分自身も壊れそうだった