ロマンスお断り宣言
僕はもっと人に会ったほうがいい気がする。平日は仕事をして家に帰るだけ。休日は家に篭り、副業でやっているオンライン塾の仕事をするか、競馬をするか阪神の試合を見るかの3択だ。基本的には職場の同僚としか会話をしない。明らかに健全ではない。やばいぞこれは。
4年間海外に行っていたこともあってか、または結婚して子供ができたこともあってか全くと言っていいほど人から誘われなくなった。基本的に誘われ待ちの人間だからそれは本当に困る。ボルダリングとか、言ってくれたら全然ついていくので言ってくださいよ。みなさん。
GW時に姫路に帰省した際は思い切って高校時代の野球部のグループラインを動かしてみた。明後日飲みにでも行きませんか、と。12人既読無視だった。みんな僕のことを忘れてしまっているのだろう。野球部の同期はおっさんになっても仲良いみたいな法則があるが、あれは間違いなく嘘だ。おっさんは順調に過去を捨て去り、健全におっさんになっていく。
友達がいなくなったのなら、作ればいい。どうせなら外国人がいいな。
というわけでLangmateというアプリに登録してみた。
このアプリは言語交換を目的としたもので、近くにいる人も探せるし、遠く離れた人でもチャットでやり取りできるようになっている、らしい。恋愛マッチングアプリではないので、同性でもマッチング可能だ(あ、ちなみに同性が恋愛対象の人もいっぱいいるのは知ってます。ち、違うんです。基本的にマッチングアプリというと男女の出会いを前提とした設計になっているというのがみなさんの基本的な認識だと思うので、恋愛マッチングアプリではない=同性でもマッチング可能、という書き方をしました。すいません!)。
一部過激派への言い訳が長くなってしまった。登録しました。
もちろん僕は妻も子供もいるのでロマンスは目的でないことをプロフィール文に記載っと。
今これを読んでいる嫁。さぞ驚いていることだろう。LINEでは何も言っていなかったからね。でも安心してくれ。ロマンスいらんねん俺。
登録できたけど、どうやって知り合えばいいのだろう。お、なんかそれっぽいページがあるぞ。友達になれそうな人を選んでアピールすればいいのね。よしよし。
なんかモザイクかかってるんやけど、大丈夫か?ロマンスじゃなくても一応顔は見ときたいぞ、押して大丈夫か?ええんやな?
しばくぞ。結局ですやん。友達は金では買いたくない。金を払わないと友達が探せない時代になったなんて昭和の人が聞いたら怒るぞ。人と人が、会って話すだけの話やんか。そこには本来何の介入もいらないはずだ。今回は課金するけど!
職場の上司は学生時代に「無性に誰かと話したくて夜に徘徊していた時期」があったらしい。本当に、おっさんだろうが老婆だろうがなりふり構わず話しかけていたと聞く。マインド的にはネットワークビジネスのそれである。その徘徊期に声をかけ、仲良くなったのが今の奥さんだと言うのだから人生何が起こるか分からない。
そもそも僕はLangmateで知り合った人とどこで何をするのだろう。全くプランが浮かばない。個人的に訪日外国人に味わってほしいのは二郎系ラーメンだ。二郎の現地集合現地解散とかでいいか。意地悪して全マシマシを頼んであげて、僕が先に食べ終わるだろうからシーユーと言い残して帰ってやろう。