「夢のせいで人生狂った!」エンタメ夢追い人のライフハック20選 1章
夢を追うことは素晴らしいことです。しかし反面大きなリスクを伴います。
「バンドがサッパリ売れない……これじゃ続けられない」
「配信だけで食っていきたいけど、どうすればいいのか分からない」
「お笑い続けたい。でも不安」
「何者かにはなりたい。だけど表現に嘘をつきたくない」
「価値のある存在になりたいけど、自分がなれるか分からない……」
「Xで漫画を書いてもバズらない……もう35歳だ。就職もできない」
「親から怒られる」
「借金ヤバイ」
「失踪するしかない」
こんな経験や不安はありませんか?
最初は楽しかったはずの創作や表現が苦しくなるのは避けたいことです。でも志がガチならば誰しも向き合う現実です。
この記事は「飛び抜けたハピネス野郎を目指す!」とか「一気にバズって大スターになる方法!」などは書かれていません。というかそのやり方を知りません。代わりに夢を諦めないためのライフハック術について読みやすく、使いやすくまとめました。
アーティスト志望の人は、つい「画期的なアイディア」や「類い稀なる早熟な才能」みたいなものにとらわれてしまいがちです。それも価値あることですが、「いかに大量に試せるか」という力だって同じぐらい重要です。
大谷翔平選手だって一年目からいきなり世界最高の選手だったわけじゃありません。あの肉体を作り上げるために10年間のスケジュールを組んでいたと言われています。その10年の月日の最中、夢を諦めてしまったり、球団をクビになってしまえば、現在の大成功まではたどり着けないわけです。
試行回数を増やすには継続が不可欠です。諦めてしまえば試合終了ですが、挑戦を続けていれば何かしらの勝機はありますからね。ドリームロードは持久戦なので「ヘヴィな不幸にさえならなければ夢は続く。続きさえすれば何とかなる」という考え方は正解の一つです。
なぜなら【試行回数×創意工夫】は成果を出すための絶対原則だからです。
これはスポーツ、仕事、恋愛など何においても同じです。
「こうなるかなぁ→試してみよう→どうだったかな→次はこうしてみよう」というサイクルですね。ビジネスではPDCAなんて呼び方をします。
諦めさえしなければPDCAが回り続けるので、夢が叶う可能性は常にあるわけですが、ではどうすればその道は続くのでしょう。反対にどうして途絶えてしまうのでしょう。問題はお金、経済状況だけだと思いますか?
もちろんお金は重要ですが、諦める要因はそれだけではないと思うのです。もちろんあなたのエンタメが売れて、お金持ちになれば最高なのですが、完全に救いになるかと言われたらそうでもありません。なぜなら結果が出たのに失踪してしまう友人を僕自身たくさん見てきたからです。どうやらエンタメの海は「金がありゃ上がり、売れりゃ泳ぎ続けられる」とだけでもないみたいなのです。
簡単に僕の経歴を伝えると、バンド活動を20年ほど続けています。ありがたいことに大型フェスへの出演やメジャーデビュー、テレビ出演、オリコンチャートインなど一通り経験することができました。現在はバンド活動に軸足を置きつつ、小説を書いて、映画化させたり、バンドマンがシフト自由に時給2300円〜4000円相当で働ける営業会社を経営しています。
この記事では音楽的知識やテクニックなどは一切書かれていません。実体験を元に書いた夢を続けるためのライフハック集です。
あなたの表現活動が何かは存じ上げません。歌かもしれないし、イラストかもしれない。はたまた小説家、コメディ、舞台、動画などかも。
この記事はあなたの表現が続いていくための助力になることを目指して書きました。
1. 25歳までに時給1,600円のバイトと出会う
芸事のインカムだけで生活することをよく「食べられる」と表します。「収入源にするぞ!」と夢見るエネルギーは大切にしたいですが、追い求めすぎると不幸になるケースがあります。
エンタメの会社は玉石混合です。あなたをしっかり育てたいと考えてくれる会社もあれば、大急ぎでリクープ(回収すること)、収益化しようとするプロダクションもいます。
たとえば「君、カワイイね(^∇^)月々10万円のお金を渡すからね!」と言われてやりたくない性質の配信をやらされたり、抵抗のある高額なチケット代を設定されたり、コアファンから大金を吸い上げようとしたり……ちょっと怖いですよね。
しかし経済的に余裕があれば、そうそうお金で視野が狭くなることはありません。時給1,600円のアルバイトを一日8時間、週3でやれば19万円以上のお金が得られます。都内でも贅沢しなければ困窮せずにすむ金額です。
そのアルバイトをずっと続けなくても「いざとなったらあのバイトがあるし食いっぱぐれることはない」という心理的安全性は不安を取り除いてくれます。少し厳しいことを言うなら表現活動と「将来への不安」はどうしてもセットです。公務員や大手のサラリーマンといった進路を選ばずに成人したのは他でもない自分です。芸で食べるためには、まずそこまで自力で食べていかなくてはなりません。リスクのある道を選んだ責任として、まずは自分を価値のあるアルバイターにしておきましょう。
2.グループなら機嫌を最優先事項にする
仲間と仲良しにすること。簡単なようで難しいです。でもあなたが仲良くできない尖った人格ならば一人で夢を追いましょう。仲間に尖りすぎたイヤなやつがいるなら別れましょう。
仲間と活動しているくせに仲良くできないダサさは、中学生の反抗期に近い見苦しさがあります。僕も母ちゃんがいないとメシ食えない分際で生意気な口を叩いていた時期があります。あの日の自分を殴りたいです。
さて表現活動が複数人になるケースは多いと思います。バンド、芸人コンビにトリオ、二人組の漫画家、グループでの動画配信、劇団などが当たりますね。
本気のメンバーが集まれば、お互いのクリエイティビティがぶつかることだってありますし、感情的になったり、創作の方向性で議論が熱を帯びることもあるかもしれません。そんな時、言いたいことを遠慮してガマンはいけません。共同制作者は自分の表現を一番身近で見てくれる存在です。ちゃんと言葉にして伝えましょう。しかしずっと平行線だと作品は完成しません。折衷案になるのか、はたまたどちらかが妥協するのか、完全にアイディアをボツにするのかを決定しないと進まないですよね。
真剣に熱くなるのは、こういったタイミングにとっておきましょう。そしてこんなぶつかり合いは時間にすると一瞬です。
バンドで言うなら一緒に楽器を弾いている時間のほうが短いわけです。ツアー中のバンド活動なんてほとんどが移動時間ですし、レコーディングで楽器や歌をプレイしている時間なんて本当に短いです。この「ガチ以外の時間」を機嫌良く過ごし、相手を尊重し、仲良くすることは想像以上に大切です。普段を楽しく過ごす気のない人間というのは漏れなく愚か者です。疲れていようが悲しいことがあろうが、チームの雰囲気は明るくするべきです。相手にその気がないなら、自分から明るくしましょう。自分だけでも機嫌良くしておくのです。その姿勢を自然体にしておけば夢は続きます。
GLAYもデビュー時に「メンバー車は車1台」を提案したと言います。どんな売れても一緒に時間を過ごすことでメンバーの興味がどういうところにあるのか、どんな音楽を聴いているのかということに重きを置いていたからこその大成功があるのだと思います。
3.ストレスを種別化する
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