過ごしやすくて当然と思いすぎか

「生きづらい」という悩みを抱えるひとは多い。
それぐらい「生きづらい」という雰囲気を嗅ぐことが増えた。コロナ以降爆増したように思う。

しかしこの「生きづらい発言」だけど年齢と共に減っていく傾向にある。
昨日は50代のひとと対談の仕事をしていたのだけど、「生きづらい」なんて言わなさそうな方だったし、感じてもいなさそうだった。

反して20代後半から30代後半にかけてになると多い。特に30付近から「生きづらい」が香りたつ。

この「生きづらい」と泣くひとの多くは「自分が過ごしやすくて当然」という環境、他者への過剰な期待が強すぎるんじゃないだろうか。

教育や家庭環境によって「これぐらいの過ごしやすさは享受できて当然！」とインストールされてしまったのだろうか。

雨が降ったり、電車が予定通り来なかったり、周囲の人間が思い通りに動かなかったりすることでキレるひとも近い。

「俺は過ごしやすくて当然なのに、過ごしにくいではないか！」という方角にキレている。

「過ごしやすくてしかるべし」という思い込みを捨てるだけで生きやすくならないもんだろうか。まずそこに立つことで少しずつ快適さへ向かえるんじゃなかろうか。

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