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信用2.0【書評vlog vol.21】
「信用できる人」を思い浮かべた時、皆さんはどんな人を想像しますか?
親切な人、約束を守る人、愛想がいい人…
色々あると思いますが、今回ご紹介するのはホリエモンこと堀江貴文さんが書いた「信用」に関する一冊です。
何かと世間を賑わせているホリエモンさんですが、
この一冊を読み終えた時、ホリエモンさんに対する見方や、”信用”について新しい視点を持つことができるかもしれません。
信用は見えない資産
人は社会的動物である。一人では、あまり大したことはできない。
何かを手に入れるためには、何かを成し遂げるためには、できるだけ多くの人から協力を得られるに越したことはない。
そのためには、より早く、より多くの信用を得ることがカギとなる
資産としてのお金
お金は増えても幸せになれるとは限らない。
返ってトラブルの原因になったり、人によっては不幸を招くことも
資産としての信用
信用は増えて困ることがない。
増えれば増えるほど、事が思い通りに動くようになる
上記の二つとも、欲しくない人はいないと思います。
しかし、ホリエモンさんはお金ではなく、信用の亡者になれと述べています。
”信用さえあればあとから全てがついてくる”
集めるなら金融資産よりも”信用資産”
結局のところ、信用を集めることでやりたいことができるようになるし、その結果、金融資産もついてくるということだと思います。
自信はやり遂げた回数に比例して成長する
人間性、知識、経験といった無形資産を増やすことが信用につながる
無形資産を増やすために必要なもの、それは”自信”
自分の目に見えない価値を自分自身が信用できるか
無形資産には実体がないのだ。ただでさえ曖昧なものなのに、当の本人がその価値を信じていなかったら、他の誰が信じてくれるだろうか
ぐうの音も出ない。全くもって正論。
なんとなく、信用を得てから自信がつくと思いがちでしたが自信がなくては信用されようもない。
自信については、これまで他の書籍の紹介の際にも触れてきた。
どの書籍においても、共通して大切だとしているのは
成功の大きさではなく数であるということ
自分の「目に見えない資産」を誇るのは、決して恥ずかしいことではない。
ダサいのは、かたちのある資産を増やして自信を得ようとする人間の方である
イヤなら0秒でやめればいい
当たり前だが、やりたくないことを嫌々やっても、続かないし、成功もしない。
結果的に自身も信用もついてこないだろう
信用を得るためには自信が必要で、自信をつけるためには成功が必要。
成功のために我慢して続けるようなことをしている時点で自信はつかない。
成功するまで続けられるのは、自分自身が本当にやりたいことだからであり、たった一度の短い人生ならイヤなことを続けて苦しむのではなく楽しいと思えることを継続した方が結果的に自身も信用もついてくる。
もちろん、すべての人が自分の好きなことだけをして生きているわけではないけれど、好きなことばっかりしてたってなんにもならないと諦めるよりも自分のやりたいことをひたすら追求することも勇気がいるし、自分の人生を社会や政治家のせいにして逃げるよりはよっぽど立派な生き方ではないかと思う。
まとめ
本書を通じて、私も少しホリエモンさんという人間について理解することができたような気がします。
度々世間を騒がせている彼ですが、そこには確かに筋の通った考え方があると感じました。あれだけ成功を収めているからこそ批判的な声も大きいのかもしれませんが、裏を返せばたくさんの信用を得ているからこそのあの成功だと思います。
信用を得るには、まず自分自身を信じる”自信”を身につけることから始めようと思いました。