即答力【書評vlog vol.18】
唐突ですが、僕はとても優柔不断です。
コンビニ一回行くのでも、飲み物を何するか、デザートは買うか。4〜5分くらい迷ってしまいます。コンビニの買い物程度の問題であれば良いのですが、人生の決断においてはどうでしょうか。
即答力とは…
本書における即答力は「姿勢」であると冒頭、著者の松浦弥太郎さんは述べています。
即答力における姿勢とは、相手の目をよく見ること。
話を聞いている時、相手に「自分はあなたの話をしっかり理解しようとしている」と感じてもらうことが相手に対しての最初の答えになる。
その姿勢を持つことで、物事や人に対しての関心や興味が湧くようになるし、日常に潜むチャンスに対して敏感に反応できるようになる。
即答力の必要性
「成功の反対は失敗ではなく、何もしないことだ」
こちらは本書の冒頭、筆者が心に刻んでいる一言です。
筆者が講演をした際、質疑を受け付けたところ、最初の一人がなかなか出てこず、一人の手が挙がった瞬間他の人の手も上がるようになったというエピソードがありました。
これを日本人特有の「待ちの姿勢」と述べており、グローバル化が進む近年、
日本では待っていれば助けをくれる人がいても世界ではその姿勢は通用しない。
筆者がアメリカに渡って感じたこととして述べています。
即答力の身につけ方
大切なのは目標よりも習慣
目標とは方向性であり、ある程度大まかな部分が会っていれば良いもの
習慣とは「自分が正しいと思うことをやり続けていくこと」
即答力を身につける!と目標を掲げるのではなく、即答力が身に付く習慣とは何かを思索することが即答力を身につける最善策であると著者は述べています。
何気ない日常においてアンテナを貼り続けることでいろんなことに対して敏感に反応できるようになり、チャンスを見逃さないようになる。
自分という「サイズ」を知る
服を選ぶ時、自分の身長がどのくらいかわかっていればサイズを聞かれた時に即答できる。
これと同じで自分の「サイズ」を理解していない人は、自分に合わないもの、自分より大きいサイズのもの(習慣)に挑戦してしまい、うまくいかない。
自分のサイズを正しく理解し、鍛えることで成長し、より大きいサイズのものに対してハマるようになる。
「今」の時間設定を変える
「今」について問われた時、著者は一年後の自分について考え、回答すると述べています。
「今と言ったら未来の話」
一年先を今ととらえることで、仮説をたくさん立てて、常に先手を打てるようスタンバイしておくことで即答力を強く逞しくしてくれる。
変化が激しい今の時代、そのくらいの時間設定が相応しいのではないかと著者は述べています。
まとめ
目標って掲げやすいものだし、モチベーションを高めるのには有効だと思っていますが、具体性に欠けるところがあると本書を読み感じました。
人を変えるのは目標ではなく、習慣なんだと再認識したところです。
時間設定については、今を大切に生きることの重要性は感じていますが
一年先の未来に対して明確なビジョンを即答できるようになっていれば、自ずとこれから自分が進むべき道を即答できるようになっていると思います。
即答力と聞くと苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。
そんな方はぜひ本書を手に取ってみて、即答力とは何かから一緒に学んでいきましょう!
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
またvol.19でお会いしましょう!