デジタルカメラ 復活
きれいな朝焼け。写真。でもスマホがない。
他の記事でも書いたように、朝のラン(犬)の散歩は、スマホを携帯しない。朝5時。しっかり着込めば気持ちいい寒さ。まだ誰も吸っていない澄んだ空気でする深呼吸。気持ちいい。年に一度でいいから、この朝の時間が1日中続く日があればいいのにと、子どもじみたことを思う。
しばらくすると、東からきれいな朝焼けが始まる。建物や電柱が邪魔だが、実際は逆光で真っ黒になる。影絵のようだ。早速カシャッ。。。ん、そうだ、スマホないんだ。
デジカメ復活 IoTの逆を行く
スマホが普及し、仕事でもプライベートでも、すっかり使わなくなったデジカメを復活させた。日に日に変わる朝の表情をカシャカシャ。プリントアウトするわけではない。ただいい絵が撮れたらそれで満足だ。
「スマホを機内モードにすれば、デジカメじゃん。」と思われるかもしれないが、ポケットの中にスマホの重みを感じるだけで、頭がマルチタスクになる。朝の空間だけを意識するにスマホは邪魔だ。完全に現代のIoTを逆走している。
スマホにないカメラの魅力
学生時代、あちこち旅して魅力的な建築空間を一眼レフで撮りまくった。ファインダー越しに空間に魅了されるのが楽しかった。
最近の建築学科の学生は、スマホで撮影するのだろうか。スマホを介して空間を感じることができるのだろうか。そもそも写真でなく、動画なのかもしれない。そんな時代だ。デジカメの売上が低迷して久しい。これだけ高性能カメラを搭載したスマホがあれば当然だ。でもスマホ経由で被写体にのめり込むのは、おじさんには難しい。一眼じゃなくてもいいからカメラがいい。