メンタルモデル
皆さんこんにちは。能力再生相談所、内匠です。
今日は仕事の合間に久しぶりに天外伺朗著『実存的変容』をちょい読みしました。以前読んだけれどもやっぱりまだ自分には難しい内容で、なかなか頭に入ってきません。
そんな中で一部ではありますが、興味を持ったのがメンタルモデル…著者によれば一般的な心理学で定義しているものとは全く違うということでしたが(そもそも私は心理学を専攻していないので違いがわからないのですが)、人は大体次のように分類することができると述べておられました。
引用してみます。
由佐さんが定義した「メンタルモデル」というのはこの「シャドー(広義)」を発生要因とは真逆の「現象面」から記述していることになり、心理学者がひっくり返って驚くほど独創的です…中略…従って、現象面から眺めると、わずか4つに収束する
①「価値なし」モデル・・・私には価値がない
②「愛なし」モデル・・・私は愛されない、望む愛はない
③「ひとりぼっち」モデル・・・私はこの世界で所詮ひとりぼっちだ
④「欠陥・欠損」モデル・・・私には何か決定的に欠けている
そして人は自分が抱えているこのそれぞれのパターンから逃れようという回避行動をするけれども、結果的にそれぞれのパターンに回帰してしまう、そういう結論を出してしまう、と述べていました。
それぞれのパターンが何をあらわしているか、①の価値なしモデルから辞令を少し紹介します。
他人からの評価、親からの評価、世間様の評判をとても気にし、その期待に応えようとする。他人軸で動いている、自分がない、千と千尋の「顔なし」
それぞれのパターンの特徴が上記のような形で書かれておりました。そして本書にはパターンを見つけ出すアンケートが載ってました。試していないのですが、本個所を読んでみて自分としては価値なし+欠陥・欠損モデルのあいのこみたいな感じかな・・と思いました。
それぞれのパターンでどうやったらよりよくなるか、本書では「メンタルモデルも広義のシャドーの一つの表現ですから、それを排除したり、逃げたり抑圧したりしないで、統合することが“実存的変容”になります」
と書かれておりました。正直未だ私はこの文章を消化しきれておりません。ただ、たぶんですが、この特性を受け入れて、それを活かすしかないんだろうなとは思うものの、具体的にどう行動したらいいのかはまだ見つけきっておりません。
ただ、メンタルモデルごとの「ライフミッション」というのが公述されておりました。これで価値なしモデルの場合は
人間は、社会に価値をもたらさなくても、能力を発揮しなくても、存在しているだけで十分に価値がある。つまり、ありのままの命として価値を世界に訴えるのがライフミッション
やっぱりちょっと難しいですが、これが完全に理解できるように今後も読み進めていきたいと思います。
ちょっと結論あいまいで申し訳ないですが今日もご一読いただきましてありがとうございます。また、本書に興味がある方は一度手に取って実際に読まれてみてはいかがでしょう。