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長い冬があけて。


今年の冬は長かった。

はじまりは、ニューヨーク。
ニュースで見る豪雪。

初めて歩むNYは、心踊ると同時に、東京になれたせいか、はたまたパリに焦がれるからか。なんだか、いつもと変わらない空気感も少しだけ感じてしまった。やっぱり、こういう”都市”は住まないとだめだ。僕は。

そして、東京に帰ってきた1月。

これまた、はじめて、東京でこんなに雪がふったのをみた。

たくさんのことを考えさせられた。
誰かのおかげで、僕らは生きている、ということをあらためて、感じた。

冬は、とても長かった。

つい最近、岐阜県の郡上白鳥、にいってきた。3月18日だ。この日にちに魅せる”感動”以外のワードで、伝えられないこの景色は、一生の宝になる。

そして、春。別れの季節だ。

始まりの季節でもある。

つい昨日、3月21日。
卒業の季節。春分の日。

想像もしていない、渋谷の雪に、日本の歴史と、22年間という学問の歴史を彩る、袴を雪の白さが引き立てる。卒業おめでとう。


さあ、春だ。


最近、日本人は幸せ故の貧乏かもしれない、って仲間と話す。

春夏秋冬の美しさも、その一瞬があるからこそ、その美しさにうっとりする。でも、ある程度を超えたこの国は、いや時代とテクノロジーは、それを永続化させているのかもしれない。

24年を生きてきて、もう25歳まであとわずか。

25歳って言われたら、なんだかうっ、って思ってしまってとてもこの数日間が怖い。

2つ上の世代を見ると、経験を生かし、活躍する存在があり。2つ以上下の世代を見ると、いいわけがましいけど、iPhoneがもたらした情報の滝に触れ、武器をもつ、24の僕でさえこういう”若い世代”がイノベーションを、渋谷のカフェの隣の席でディスカッションする。


幸せ、や、夢が無意識的にかなっていく。


25歳、になるその前までに、叶えたいこと。
どうしても、一緒に仕事したい、と思う人は、実は叶えてしまって、その報告を早くしたい。それ以外。やっぱり、自分が心から踊る写真が撮りたい。ただそれだけ。


24歳の一年は、正直いって本当に大変だった。

でも、フォトグラファーになれた。大好きな人達ができて、大好きな人達と仕事できて、愛する人と一緒にいれた。


夢は、無意識的に、そして意識的に叶う。

22歳のあの日を思い出す。

なんだか、まとまりがないから、この話はどこかで。

後少し、24歳を楽しみます。


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takumi YANO
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