"定置網で新種のサメが!?" 阿久根市ワーケーションプログラム体験記(水産業) by まる
みなさんこんにちは!
2024年8月31日から9月5日まで阿久根市のワーケーションプログラムに参加した、"まる"と申します!
私は現在、大学院(修士課程)の2年生で、東京大学の大気海洋研究所というところで水産業に関する研究をしています。恥ずかしながらこれまで阿久根市という地名は聞いたことも無かったのですが、ひょんなことからお誘いを受け、この度参加させて頂きました。
阿久根滞在中には3000枚を超える素敵な写真が撮れました。
本記事では写真をメインに、私がどんな風景を見てどんな体験をしたのか、時系列でつらつらと書いていこうと思います。読んでくださる皆様も、実際にワーケーションプログラムに参加している気分になるような、そんな記事にできたら嬉しいです~
~0日目 絶望~
冒頭からネガティブなタイトルですみません…
長く東シナ海で停滞していた台風10号が私よりも先に阿久根に上陸。予約していた飛行機が欠航になりました(泣)
結局スケジュールは1日短縮、初日のオリエンテーションと2日目午前に予定していたSUP体験も延期となりました。
こればっかりは仕方ないと割り切って、残りの6日間をもっと充実させてやろうと思った一日でした。
~1日目 初日から盛りだくさんの体験~
無事到着! 道の駅で満足ランチ
「わらべ工房」で人生初の陶芸体験
海の見える食堂「ドライブイン潮騒」
初日から夜釣りへ
PM 8:00 夕飯を食べ終え、のんちゃんから車を借りておまちかねの夜釣りへ。(このために私は自宅から釣り竿4本、スーツケースに潜ませて…)
ももちゃんとかじかじさんも釣りをしてみたいとのことなので、一緒に楽しみました♪
まだ阿久根の海を把握しきれていないのか、思ったよりも魚は釣れませんでしたが、とりあえず全員魚の顔を拝むことはできました♪
~2日目 しおしー登場~
鹿児島の誇る巨大スーパーへ
2日目の午前は自由時間だったので、私は自炊用の食材の買い出しに、A-Zあくね店へ向かいました。
しおしーの阿久根ツアー
午後は、地域おこし協力隊の「しおしー」が阿久根の観光&絶景スポットを案内してくれました。
阿久根の魚で自炊~自動車学校の教習生さんたちと夜釣りに??
宿に帰り、午前中に買ったマルアジとイトヨリダイで夕飯を作ります。宿泊した塩屋ホステルさん(https://www.facebook.com/shioyahostel/ )には必要な調理器具はほとんど揃っていて、不自由なく自炊することができました!
塩屋ホステルには私のほかに、自動車の免許合宿で来ている学生さんが数人宿泊されており、皆さんフレンドリーですぐに仲良くなれました!夕飯を作りすぎたので一緒に食べていると、魚釣りにも行ってみたいとのこと。散歩がてらみんなで夜釣りに行くことになりました♪
~3日目 定置網&食堂のお手伝い~
いざ定置網へ、珍しい魚がたくさん!
AM4:00 深田漁港に集合し、定置網体験へ
海盛丸食堂のみなさん、何から何まで本当にありがとうございました!
午後はSUP体験!
ぼんたん湯~居酒屋あまみ~今晩も夜釣り
~4日目 阿久根の水産調査 水揚げから仲買、小売りまで~
阿久根漁港の競り見学~謎の魚「らっぱ」の正体が明らかに!~
突然ですが、みなさんは海で獲れた魚がどのように食卓まで届いているかご存知でしょうか?
日本における水産物流通の一般的な構造は下の図のようになっています。
阿久根では産地と消費地が近いので、地元の水産物は消費地卸売市場を通さず、ほとんどは以下のように流通します。
4日目の午前は、上の流通の流れの中では買受人にあたる、浜崎魚類の浜崎さんに、買受人の仕事を通して阿久根の水産業を案内してもらいました!
ラッパがいた!
ここで浜崎さんとはお別れし、私とかじかじさんは鮮魚を追って小売店を目指します。
これにて午前中の活動は終了!阿久根の水産業への解像度がぐっと高まりました。
午後のライトゲーム
かじかじさんと別れ、午後の自由時間は一人で魚釣りに。
どうやら僕は魚を釣らないと死んでしまう病気に罹っているようです…
地元のプレイヤーたちとの交流会
~5日目 長島の漁港見学&水産加工体験~
逸人さんと長島の漁港見学
誠人さんと加工体験
最後の釣りへ
最終日はあまり時間がないので今日で釣り納めです。
昨日爆釣したポイントへ
誠人さんときみよし温泉へ~自慢の愛車にも乗車!?~
お寺ヨガで身も心もノビノビに
~6日目 最終日~
絶景の佐潟へ
お土産購入~再び海盛丸食堂へ
まとめ
スケジュールみちみちで充実した6日間でしたが、終わってみるとあっという間でした。SUPやヨガ、陶芸など、アクティビティーはみんな人生初の体験でしたし、職業体験では流通の流れに沿って、体系的に阿久根の水産業を理解することができました!
今回一番の収穫は、仲良しの漁師さんができたことです。3日目にお世話になった海盛丸の野村耕二郎さんは歳も近く、共通の知人?もいて、すぐに仲良くなることができました!
私は普段趣味で魚のキーホルダーを作っており、時期は未定ですが今後阿久根で個展もさせて頂く予定です。(https://www.instagram.com/puraban_fish/profilecard/?igsh=MWxjZGxjcnU5dmF6MQ== )実は今回のワーケーションプログラムも、個展の下見を兼ねてお誘い頂きました。6日間の滞在では、まだまだ阿久根のことを知りきれていません。次回個展で伺う際は、阿久根のよりディープな部分を探りたいなと思います!
とくにキビナゴ・ウルメイワシの棒受網漁と、タカエビの底曳網漁はぜひともこの目で見ておきたいので、また違う時期に訪問できたらなと思います。
最後に、プログラムを企画して下さった阿久根市地域協力隊の皆様、市役所の方々、最高の体験を提供して下さった地元プレイヤーの皆様、一人だけ男子である僕を快く輪に入れて下さったかじかじさんとももちゃん、みなさんに本当に感謝です。ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?