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日記と言うにはあまりに軽薄で

今日からnoteを始めました。
よろしくお願いします。

先日隣町にオープンしたドライフラワー専門店に行ったのですが、みなさんはすきですか?ドライフラワー。
正直なところ私が知っている花の名前なんてチューリップとひまわりと薔薇くらいのもんで、元気な花がどんな遍路を辿ってドライフラワーになるのかも知ったこっちゃなし。でもなんとなく流行ってるっていうじゃないですか。

そういうお洒落っぽいものには片っ端から手をつけてきた人生でした。
ギター、DJ、油絵、カメラなんかもそうなんですけど、人に趣味を聞かれた時に

「小4くらいからギターやってますよ、下手くそですけど」
「DJはちょっとかじったくらいかなー。」
「油絵やってるよー。乾かすの時間かかってねー。」

なんて話をするためにやってるんじゃないかと思っちゃうんですよね。
人に話すためにやってる、みたいな。

映画とか、音楽もそう。
こういうのを見てこういう感情を持ってる人ってなんかいいかな。
こういう音楽を聞いてる人ってなんかいいかな。
みたいな。

ほんとに自分が好きなのか、それを好きな自分が好きなのかっていうのがすごく曖昧になってしまっているんですよ。

それなのに知識がなくてやっているとなにか知らないけど意地悪ななにかに負けたような気がしてしまって、知ったかぶりをしてしまうんですよね。

という訳でドライフラワーを買いに行ったのですが、3束で660円の枝みたいなものがあったんですね。
いつもの調子で
「これが部屋にある人はかっこいいかもな」
なんて思ってお会計を頼んだのですが

「お客様すいません…値札の表示が間違っていまして…こちらはナントカホニャララではなくて、シロシキブでして、1本で550円になりますがよろしいでしょうか…」

なんて言うんですよね

そこで何も分からないで雰囲気だけで選んだ奴だと思われたくなくて

「ですよね、おほほほほ。その値段で結構ですわ。」

なんて言ったもので、自分の浅ましさにはほとほと嫌気がさしてしまいましたね。

そういうわけでシロシキブを手に入れて、部屋に飾って、早速SNSにせっせと投稿しました。

シロシキブの花言葉は
「誠実」
らしいです。

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