かんごし通信 その10(2020.8)
小さい頃からとにかく目立ちたがり屋のこどもであった。小学生の頃の私は特に成績が良い訳でもなく、はたまたクラスで人気のお調子者という訳でもなかったが『学級委員』のような今思い返せば先生から面倒ごとを背負わされるだけの役職に目を輝かせていた。普段は休み時間になると図書館の隅で漢字も読めない歴史の本を読み漁ったり、誰も聞いていないような変な洋楽を聞いてニヤニヤしているだけのこどもであったが、クラスの係を決める時期になると高々と右手を挙げるのであった。そんな調子なので『学級委員』の栄