五感を使う No.2274
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何も感じられなくるうつの世界に一度行ったからこそ、
私は皆さんに伝えたいことがあります。
手が動くのであれば、大切な人を抱きしめてください。
耳が聞こえるのであれば、親しい人の声を聴いてください。
口が動くのであれば、誰かに「いつか話そう」と思っていることを素直に伝えてください。
体が動くのであれば、日本中の行きたいところへ出かけましょう。
好きなものを好きなだけ感じる大切さを、私はうつを克服して初めて知りました。
どうか、健康な心と体を、我慢して苦しいことをするためだけに使わず、
一度きりの人生を精いっぱい楽しんでください。
後生川(ごしょうがわ) 礼子
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日本講演新聞(旧みやざき中央新聞)2020年2月17日号からのご紹介です。
後生川さんが看護師として勤務していたときに、主婦であり、母でもあった日々の中で
仕事や家族、親類のことで心を悩ます出来事が立て続けに起こった結果、うつ病と診断されました。
目の前にいる子供に対する愛情も思い出せない辛い状態の日々。
そんな後生川さんがある日、飛び降りて死のうと、夜中にとある崖に行った際に、
真っ暗闇の向こうから降り注ぐ朝日の輝きに感情を取り戻したそうです。
そんな経験からの冒頭の言葉。
多くの人が何気なくできることなのに、
意識しなければその価値に本当に気付くことはない。
この週末は何か一つ五感を思いっきり使ってみませんか?
「今日の言葉」
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