たくみ

職業は介護支援専門員。埼玉県出身、都内在住。 読書の感想をアウトプットするためにno…

たくみ

職業は介護支援専門員。埼玉県出身、都内在住。 読書の感想をアウトプットするためにnoteをはじめました。

記事一覧

警鐘を鳴らしてくれる一冊

鈴木おさむ著の『仕事の辞め方』を読了。 40代をすぎればみなソフト老害になっている、との話にハッとした。 自分もそうかもしれないと、しばし考えた。 会社から求めら…

たくみ
5か月前
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Book Review『天才を殺す凡人』~「共感性」の強みと危うさ

北野唯我さんの著書『天才を殺す凡人』を読んだ。 これまで「才能」ということについて、真剣に考えてこなかったが、考えるきっかけを与えてくれた1冊である。 気づきのあ…

たくみ
3年前
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本を短時間で効率よく、かつ深く読む方法 『東大理Ⅲスピード読書術』書評

佐々木京聖さんの著書『東大理Ⅲスピード読書術』を読んだ。 佐々木さんは現役の東大生でありながら、塾講師、家庭教師、執筆活動などをこなし、野球部にも所属する。そん…

たくみ
3年前
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『行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術』~脳にインストールするべき3つの考え方

人気You Tubeチャンネル「ハック大学」を運営するぺそさんの初の著書『最強の仕事術』を読んだ。 凡人がスキルを身につけ、仕事で成果を上げるためには、どのように考え、…

たくみ
3年前
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本を30分で読んで忘れない方法

公認会計士で作家の金川顕教さんは、驚異的なペースで本を読まれているお方である。 どのぐらいのペースなのかというと、1日2冊の本を読み、しかもその2冊を「You Tube…

たくみ
3年前
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経験だけでは身につかないライティングスキルとは?

樺沢紫苑さんの『インプット大全』で覚えた言葉がある。 「AZで行こう!」 アウトプット前提(AZ)のインプットをしよう、という意味だったかと記憶している。 本を読んだ…

たくみ
3年前

相手を動かす「話し方」

今回は岡本純子さんの著書、『世界最高の話し方』を取り上げてみたい。  著者は「伝説の家庭教師」と呼ばれ、エグゼクティブ・スピークコーチとして、有名カリスマ社長、…

たくみ
3年前
1

「形容詞に逃げない」という考え方

今回は、ひきたよしあきさんの著書、『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』について紹介したい。 著者は博報堂のスピーチライタ…

たくみ
3年前
3

即興スピーチ術

タイトルに惹かれてこの本を購入した。 即興スピーチ術 大嶋友秀著 「即興スピーチ」なる言葉をみて、ああこれは自分の弱点だなと直感したのだった。 例えば、仕事やプ…

たくみ
3年前
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相談援助職ビギナー、必携の1冊

去年の4月からケアマネージャーとなり、社会保障制度のことなどで相談を受けることが多くなった。 福祉の仕事をはじめて20年余り。これまでずっと介護の現場で働いてきた…

たくみ
3年前
3

「育ち」を身につける

諏内えみさんの『「育ちがいい人」だけが知っていること』を読み終えた。 著者は「マナースクールライビウム」代表。 この本を読んではじめて知ったマナーが実に多かった…

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3年前

成功するギバー、奪われるギバー

アダム・グラントの『GIVE&TAKE』を読み終えたので、メモ的にアウトプットしておきたい。 著者はペンシルベニア大学ウォートン校教授。1981年生。「世界でもっとも優…

たくみ
3年前
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警鐘を鳴らしてくれる一冊

警鐘を鳴らしてくれる一冊

鈴木おさむ著の『仕事の辞め方』を読了。
40代をすぎればみなソフト老害になっている、との話にハッとした。
自分もそうかもしれないと、しばし考えた。
会社から求められることが増え、若手からは要望がでる。その間に立つ世代だから、バランスを取ろうとして、なるべくしてなってしまうのだろう。
けど、自分がそうかもしれないと認識することが重要だと思った。
多くの場合気づかずに過ぎてしまうソレを、著者は「ソフト

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Book Review『天才を殺す凡人』~「共感性」の強みと危うさ

Book Review『天才を殺す凡人』~「共感性」の強みと危うさ

北野唯我さんの著書『天才を殺す凡人』を読んだ。
これまで「才能」ということについて、真剣に考えてこなかったが、考えるきっかけを与えてくれた1冊である。
気づきのあったところを簡単にアウトプットしておきたい。

「才能」…つまり人間の強みとは何だろうか?
本書では、人の才能には「天才」「秀才」「凡人」の3種類があると定義されている。

【天才】独創的な考えや着眼点をもち、人々が思いつかないプロセスで

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本を短時間で効率よく、かつ深く読む方法 『東大理Ⅲスピード読書術』書評

本を短時間で効率よく、かつ深く読む方法 『東大理Ⅲスピード読書術』書評

佐々木京聖さんの著書『東大理Ⅲスピード読書術』を読んだ。

佐々木さんは現役の東大生でありながら、塾講師、家庭教師、執筆活動などをこなし、野球部にも所属する。そんな超多忙な中でも、本を週2冊以上は読破しているという。

本書の結論は、次の一言に要約されている。

「要点以外は、読まなくてもいいからすっ飛ばせ!」

読むべき部分(要点)と読まなくていい部分を見極め、要点のみをつなぎ合わせて読んでいく

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『行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術』~脳にインストールするべき3つの考え方

人気You Tubeチャンネル「ハック大学」を運営するぺそさんの初の著書『最強の仕事術』を読んだ。
凡人がスキルを身につけ、仕事で成果を上げるためには、どのように考え、学び、行動すればいいのか。これまでビジネスマンとして多くの課題と戦ってきた、ぺそさんなりの「仕事術」がとてもわかりやすく書かれている一冊である。

結論からいうと、日頃からの考え方を少し変えるだけで、行動が変わり、結果が変わる。つま

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本を30分で読んで忘れない方法

本を30分で読んで忘れない方法

公認会計士で作家の金川顕教さんは、驚異的なペースで本を読まれているお方である。
どのぐらいのペースなのかというと、1日2冊の本を読み、しかもその2冊を「You Tube図書館」で本の要約動画としてアップし続けている。
速読はせずに、1冊30分程度で読んでいるそうだ。それだけ速く読んでいるのに、内容を覚えているのがすごい。
どうすればそのような読み方ができるのか、少しでもヒントを得たくてこの本を手に

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経験だけでは身につかないライティングスキルとは?

経験だけでは身につかないライティングスキルとは?

樺沢紫苑さんの『インプット大全』で覚えた言葉がある。

「AZで行こう!」

アウトプット前提(AZ)のインプットをしよう、という意味だったかと記憶している。
本を読んだら必ず感想を書こうということだ。

本は受け身で読むべきではない。その本から何を学ぶかを自分で選び、学んだ知識を人に伝えたり、現実に生かしたりしてこそ、記憶に深く定着させることができる。
だから私は、読書をしたら感想を書こうと決め

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相手を動かす「話し方」

相手を動かす「話し方」

今回は岡本純子さんの著書、『世界最高の話し方』を取り上げてみたい。 

著者は「伝説の家庭教師」と呼ばれ、エグゼクティブ・スピークコーチとして、有名カリスマ社長、知事や閣僚、大学の理事長など、1000人以上の社長、企業幹部を指導してきたお方である。

私は、これまで「話し方」に悩むことが多かった。
具体的にいうと、「自分の意見が言えない」とか、「急に話をふられた時にしどろもどろになってしまう」とか

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「形容詞に逃げない」という考え方

今回は、ひきたよしあきさんの著書、『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』について紹介したい。

著者は博報堂のスピーチライター・クリエイティブプロデューサー。
会社の社長や政治家のスピーチを書く仕事をされているそうで、話すこと書くことのプロの方である。

本書では、"言葉にできないコンプレックス"を抱える、社会人3年目の山崎大くんと、広告会社に勤めながら大学で

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即興スピーチ術

即興スピーチ術

タイトルに惹かれてこの本を購入した。

即興スピーチ術 大嶋友秀著

「即興スピーチ」なる言葉をみて、ああこれは自分の弱点だなと直感したのだった。

例えば、仕事やプライベートの場面で、とつぜんこんなふうに話をふられることがある。

「これについてどう思いますか?」
「では、自己紹介をしてください!」
「ここで一言、ご挨拶をお願いします!」

私は、この「いきなりの発言」がずっと苦手だった。
うま

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相談援助職ビギナー、必携の1冊

相談援助職ビギナー、必携の1冊

去年の4月からケアマネージャーとなり、社会保障制度のことなどで相談を受けることが多くなった。

福祉の仕事をはじめて20年余り。これまでずっと介護の現場で働いてきたので、制度について深く知ろうと考えたことがなかった(考えろよ!という感じですが…)。逆にいえば知らなくても何とかなっていたのである。

ただ、もうそういうわけにも行かなくなってしまった、というわけで年末年始にこの本を読んでみた。

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「育ち」を身につける

「育ち」を身につける

諏内えみさんの『「育ちがいい人」だけが知っていること』を読み終えた。

著者は「マナースクールライビウム」代表。
この本を読んではじめて知ったマナーが実に多かった。

例えば、靴の脱ぎ方。私は、人の家に上がるときに、後ろ向きで靴を脱いで、そのまま上がってしまっていた。これはマナー違反で、粗雑で失礼なふるまいになるという。正しくは以下の通り。

正面(家の中)を向いたままで脱ぐのが正解です。脱いで玄

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成功するギバー、奪われるギバー

アダム・グラントの『GIVE&TAKE』を読み終えたので、メモ的にアウトプットしておきたい。

著者はペンシルベニア大学ウォートン校教授。1981年生。「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」にも選ばれている。

本書では、成功するためには人とどのようにギブ・アンド・テイクしていくべきかということが、豊富な事例を通してさまざまな角度から検証されており、とても気づきの多い一冊であった。

結論

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