【79】犬猿の仲④
僕がスポーツジムでアルバイトとして働き3年半が過ぎた頃でした。
当時27歳の僕はアルバイトしながらプロボクサーをやっていました。
しかしボクサーにはなっていたものの27歳でバイト…という現状にどこか引っ掛かっていた僕は、思い切って社内認定のパーソナルトレーナーの資格を取りに行くことにしました。
さらにこの時、インストラクターとしても活動するためにボクササイズの資格もとりに行くことに…(これはちょうどデビュー4試合目の試合で人前が苦手で負けた時ですね!)
ちなみに勉強や暗記系が苦手だった僕は、この時覚える事が沢山ありすぎて頭がパンクしそうだったのを覚えています(笑)
それでも何とか両方とも1発合格できた僕は早速アルバイト兼パーソナルトレーナーとして働き、さらにボクササイズのレッスンも担当するようになりました。
そして、数ヶ月後には完全にフリーのパーソナルトレーナー & インストラクターへと業務形態を変えていったのです。
こうしてフリーとして働きだしましたが、2011年にはCさんが当初の目標でもあった自分のジムをオープンさせたことが僕の耳にも入ってきました。
ただ、オープンしたとは言えすぐにお客さんが集まるわけではなかったので、しばらくはスポーツジムのパーソナルトレーナーと平行して活動していました。
正直この時の僕は、Cさんに対し絶対失敗するだろう…というか絶対失敗しろ!と思っていたのを覚えています。
もちろん当時大嫌いだったというのもありますが…
元々Cさんは他のトレーナーのお客さんにも声をかけ、悪い言い方でいえばお客さんを奪おうとしたりしていて、とにかく自分さえ良ければいい!みたいなところも見える方でした。
何て言うか…このやり方に、クソみたいなやつだな!と当時の僕は思っていました。
まぁ、多少性格は似ていたとしてもこの辺の考え方は全然違ったってことですね。
※ただこれはどれが正しいとかではないと思っています。現実に個人事業主として生計を成り立たせるのは凄く大変なことです。そしてトレーナー同士は基本全員がライバルです。他のトレーナーについているお客さんに効果が出ないなら自分のとこでどうですか?などと言う方も少なからずあったと思います(良い意味で)。
これは良い悪いとかではなく個人の考え方ってことですね!
当時の僕はとにかくCさんが大嫌いだったので、やることなす事全てを否定してしまっていたのです…
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