【81】犬猿の仲⑥
前回、Cさんとの間に確実に差がでてしまったことに気付かされた僕…
この時の僕は長年の大嫌いだったという感情はなくなり、それどころかCさんを尊敬の眼差しで見るようになっていました。
そして、まさにそんな時だったのです。
『Cさん亡くなったって…』
グループLINEから届いた1本の連絡…
確か脳か心臓系の病気だったと記憶していますが、この時のCさんはまだ44歳でした。
日頃から運動や食事といった健康には気を使っていたのに何故…僕は不思議でしょうがありませんでした。
そして、この話を聞いた昔のスポーツジム時代の友人達が発起人となり、当時Cさんとゆかりのあった人達が集まったお別れ会をすることになったのです。
僕もそのお別れ会に呼ばれ参加したんですが、当時の僕とCさんの仲の悪さを知っている方々にはかなりビックリされたのを覚えています。
まさかTakumiが来るなんて…
まぁ、この時の僕からしたら確かに昔は大嫌いだったけど、今は尊敬の眼差しで見ていたので…なんて言うか、行かない理由がなかったのです。
そして!それから数日経った頃でした。
Cさんが生前奥さんにこんなことを話していたと聞きました。
それは、『これまで沢山の失敗をし沢山の苦労をしてきたけど、ようやく自分のジムを持ち、そして二店舗目も出せるところまできた!そしてこれまでは休みもとれないくらい忙しく働いてきたけど、ようやく人も雇えるようになり自分の時間も作れるようになってきた!自分がずっと思い描いていた昔からの夢が叶い、正直今死んでもいい!と思うくらい満足している!』このようなことを言っていたみたいなのです。
彼は確かに44歳で亡くなりました。
しかし、その人生にはとても満足されたものだったのではないでしょうか?
自分のやりたいことにチャレンジし、苦悩や困難と沢山あったけど自分の納得のいく成果や結果も残せた…
そんな彼に対し…
僕は…
…
…
そして、この時37歳だった僕はふと思ったのです。
Cさんと同じ44歳になるまでには、自分も納得の行っている人生を歩んでいたい!やり甲斐や生き甲斐を感じられてるような人生を送っていたい!そう思ったのです。
そして…あれから4年が経った41歳の今…
正直、まだまだ志泣かばです。
しかし!このブログを発信しているように何かが動き出しているのかもしれません…
後3年で44歳になる僕…
果たしてその時どんな人生を歩んでいるのか…
Cさん!見ててね。
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