takumanのなんでも感想文part10

こんにちは、takumanです。

今回でpart10ということで、この記事を書き始めて早1か月が過ぎました。思っていたよりも多くの方に見ていただけて、とてもうれしく思います。いつも読んでくださる方やスキを押してくださる方、ありがとうございます。

そんな記念すべき回に一体何をするのかといえば、当初は特別な内容でお届けしようと考えていたのですが、都合によりいつも通りの内容でお送りしたいと思います。まだまだ「なんでも感想文」シリーズはこれからも続けていくつもりですので、記念は未来まで取っておこうと思います。
この都合というのが、以前少しお話した自作ゲームの制作なんです。もう少し詳しくお話すると、今年で現在通っている学校を卒業するに当たっての卒業制作というもので、王道をテーマにRPGを制作しています。なので自作というのも少し違う気もしますね(笑)。ちなみに私はゲーム制作関連の仕事に就きたくてゲームを制作しているのではなく、あくまで趣味と興味です。制作期間が卒業までの約2ヶ月と少ししかない中で、触ったことのないソフトや言語で戸惑いながらも少しずつ進めているといった感じです。せっかくお話させて頂いたので、今後機会があればまたご紹介させて頂きたく思います。

閑話休題。今回紹介するタイトルは、「ハミダシクリエイティブ」です。実のところ、ゲーム制作以外にも遅れると言ったもうひとつの理由には、このゲームのプレイに時間がかかったというのもあります。ヒロインが私の感性にどハマりしてしまい、つい堪能してしまっていました(笑)。

「ハミダシクリエイティブ」とは

この作品は、「まどそふと」という美少女ゲームメーカーが制作したPCゲームです。さらに、2020年に発売されたPCゲームを表彰する「萌えゲーアワード」において年間準大賞を受賞するなど反響の大きかった作品になります。つい先月の11月25日には続編となる「ハミダシクリエイティブ凸」が発売され、私自身絶賛プレイ中です。
テーマは「クリエイティブ×不登校」となっていて、導入は、毎日ソシャゲをやるだけのだらけた生活を送っていた主人公の和泉智宏。ある日、その学校の生徒会長が失踪したせいで学校側は全生徒を対象にしたくじ引きを敢行。智宏がそのくじを引き当てることにより、生徒会長となってしまう。役員が1人もおらず、まずは役員を集めるところから始まるが、学校側が提示した役員候補はみな不登校であった…。といった感じになっています。
この不登校な生徒会役員候補というのが、今後話に関わってくるヒロイン達になっています。前回のギャルゲー紹介では主にストーリーについて触れましたが、今回はそれぞれのヒロインの魅力や好きなところについて書いていきたいと思います。前回に引き続き、本編の盛大なネタバレや重要なシーンについての言及は避けつつあくまで紹介と感想をつらつらと書いていきます。


最愛の妹と癒しの天使

まず1人目は、主人公の妹にして子役時代から声優や女優として活躍する「和泉妃愛(ひより)」。幼い頃に両親を交通事故で亡くしたことにより、従姉弟で学園の教師を務める里(ミリ)先生に保護者となってもらって智宏と2人暮らしをしています。声優として仕事をしつつ、家ではごはんに洗濯、掃除と家事をこなしているしっかり者です。
とにかく兄を慕っていて、どれだけ無様な姿を晒してもちゃんとフォローしてくれる健気さは妹としてだけでなく1人の女の子としてもとてもキュンキュンします。また、生徒会では、毎日ソシャゲばかりして人とまともなコミュニケーションが取れない兄の代わりに話をしたり場を盛り上げたりなど、作中のさり気ない機転には智宏もいつも助けられています。

2人目は、主人公のお気に入りの後輩にしてチャンネル登録者数30万人、同接数は8万と大人気Vtuberの「雪景シキ」として活躍する「錦あすみ」。好物は肉まんで、生徒会の役員を勧誘しに来た智宏と初めて会ったのがコンビニで2人がたまたま肉まんを買おうとした時でした。両親が海外でも有名な音楽家で、自身も幼い頃から音楽に触れていて、今ではVtuberという形で好きな歌を届けています。
男の人が苦手なあすみにとって、智宏との出会いが男の人の持つ威圧感や力強さを感じさせなかったことから、徐々に智宏に懐いていきます。自分の気持ちや意見を曲げないなど意外と頑固な部分や、頼まれた役割はしっかり果たすところなど、癒し以外にもあすみの良さが随所に滲み出ています。


黒歴史と三浦大根

3人目は、主人公の小学生時代の同級生にしてオタク業界で人気絶頂中のイラストレーター「ののか」として活動する「常磐華乃」。小学生の時に、将来の夢を声優だと語った時を境に、それが黒歴史となります。性格的には智宏に似ている部分が多くあります。イラストレーターとして、ソシャゲや同人のキャラクターデザインを担当したり、自身のサークルで同人誌を販売するようになっていきます。たこ焼きが好みで、これさえあればどんな場面でも買収出来そうなくらいチョロいところも魅力です(笑)。生徒会の中ではしっかり者でやると決めたことには手を抜かず、自身の求めるクオリティでやりきろうとする強い責任感もあります。ここぞという時に智宏をサポートしてくれたりと、面倒見の良いところもあります。

そして4人目は、主人公が生徒会長を務めることになった元凶にしてベストセラーを産んだ小説家「鎌倉詩桜」。初めは自分に生徒会長を押し付けたことへの恨みや怒りがありましたが、詩桜と関わって人となりを知るにつれてその感情は薄れていきます。基本的に自分勝手ですが、他人のことを考えていないように見えても自分が信頼している人へは迷惑をかけないようにするところがあります。詩桜も、初めは智宏のことを「妹の稼いだ給料でソシャゲのガチャを回すクズ」だと思っていましたが、生徒会での活動の様子を見守るうちにその評価は段々と変化していきます。ちなみに三浦大根は、この作品の舞台となっている東京・神奈川付近で栽培される大根の1種で、智宏が初見で詩桜の太ももを見た時の表現です。太ももというくらいですから、太いのは当然ですよね(笑)。


感想

ヒロインのそれぞれに、なぜ不登校なのか。という部分への解答がしっかり用意されていて、どれも納得のいくものでした。私は学校にはきちんと通っていた(寝坊や遅刻はたくさんしてました)ので、不登校というのが実際どういうの物なのかよくわかっていませんでした。ですが、この作品をプレイして「自分を表現したいけど緊張してできない」「前に出たいけど嫌われたくない」「周囲の人間を信用できない」と思う気持ちを理解できたと思っています。人間誰しも他人との関わりを絶って生きていくことはできないとわかっていても、他人と関わることが嫌になったり閉じこもっていたいと思いますよね。そんな中で自分の力でしっかり社会と、自分と向き合って登校してきた彼女たちの勇気にはとても感動させられました。


おわりに

今回はここまでとなります。
冒頭で紹介しました、続編となる「ハミダシクリエイティブ凸」では、読者モデルとして活躍する同級生の「竜閑天梨」を新ヒロインに加えた新たな物語が描かれています。既存ヒロインには無印の話の続きとなるシナリオが追加され、さらに新キャラも追加されるなど、続編としてはとても豪華な内容になっていると思います。
また、SwitchやPS4では全年齢版が発売されていて、シナリオもそれに合わせて一部加筆修正が加わっているので、そちらも合わせて違いを楽しんでいただければと思います。気になった方は、この機会に是非プレイしてみてください。そして、感想等あれば是非コメントを頂けると嬉しいです。

そして次回予告です。
part11では、前回から始まった新企画「-NEXT anime's sequel-」の第2回を予定しています。取り上げるテーマについては決まっていて、現在執筆中ですので是非ご覧いただければと思います。

最後になりますが、挨拶をば。
先日投稿が遅れると言いつつも今週中になんとか書き上げることができたので少しほっとしています。
書きたい内容は決まっていて、書くモチベーションも高いのに、どうしてこんなに時間がないのか。空いた時間に少しずつ文章をまとめて、一気に文章に起しているのですが、最後に誤字脱字のチェックをしているとどうしても手を加えたくなります。そんなこんなで期間は空いてしまいましたが、投稿できて良かったです。


次回も乞うご期待ください。それでは。


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