【表現評論】WhitePowder「LAMUNATION!」コアレビュー Part 7 らむねルート②
らむねとデート
これを読んでいるみなさんはラムネーションのストーリーをもう忘れてしまっているかもしれないが、らむねは希望島B級グルメコンテストに出品する新商品開発に頭を悩ませている。月菜はそんならむねの助けになろうと遊びに行くことを提案する。いったんリフレッシュすればいいアイデアも出てくるだろうということだ。
らむねにとってはデートなのだが、月菜はそんなことを考えていない。単に仲のいい人と遊びに出かけるだけだ。こういう場合に男性はどういう心持ちでいるのが正解なのかわからない。デートであるという共通理解があるかないかはそれほど重要な問題でない気がする。ある発言がプロポーズであるかどうかの方がよほどクリティカルだ。
月菜とらむねはアウトレットモールをぶらぶらしながら新商品のアイデアを探す。その中でナレーションが世界観を解説してくれるので、以下に紹介する。
部活の強制加入という感じだろうか。でも適性を活かして将来の職業につながるのであればいいのかもしれない。未発掘の適正を見出すことは難しそうではあるが……。
アイデアを思いついた月菜は、らむねを展望台へ連れてゆく。その頂上でラムネを空に透かしてから飲んでみたらむねはそのおいしさに驚く。そのままいい雰囲気になったらむねは意を決して……。
らむねの再起
希望島B級グルメコンテストに落選したらむね。ラムネが飲まれなくなってきた時代において、このコンテストはラムネ復興のよい機会だったのに、参加の夢はかなわなかった。しかしただ指をくわえているわけにはいかない。新商品を開発し、それをなんとか売り出したいと画策した月菜たち。アイリスとレイラの提案で碧海ラムネ工場feat. チェリークラウンダイナーを結成した(アイリス/レイラルートではチェリークラウンダイナーfeat. 碧海ラムネ工場と、順序が逆だったことを思い出そう)。
共同戦線をがんばろうという景気づけにみなで乾杯することに。ふつうに「かんぱーい」と言おうとして矢先、月菜から某裁判ゲーム風に「待った」がかかる。もっとよい掛け声があるだろうと。ここでらむねは「ラムネーション!」を発案する。
みんなでラムネーションした後、らむねはその写真をツイッターに投稿する。その写真がなぜか世界中に拡散され、海外でもLamunation!文化が伝播した。かくしてラムネーション!が世界的な文化となったのだ。
エピソード6は本当に何もないので省略します。エピソード7以降ではついに月菜がらむねを異性と意識するようになり、デートします。