【表現評論】WhitePowder「LAMUNATION!」コアレビュー Part 3 アイリス/レイラルート②
アイリスの観光案内
アイリスが散歩していると、前回パーティーを開催していた船の近くで例の魔女を発見する。アイリスは魔女が観光で来ているものと思い、セントアリアを案内することにした。魔女はアイリスに名前を尋ねられ、苦し紛れに船の名前であるメルセデスと名乗る。アイリスは偶然同じ名前なんデスね~とスルーする。
二人は海辺をあとにし、希望の橋を渡り希望島を目指す。早朝にアイリスがこの橋を渡っていると(←なんで?)、車の大きなエンジン音が聞こえたことをメルセデスに説明する。メルセデスは当然困惑する。ゲームのプレイヤーももちろん困惑する。なんでこんな話題を出したのだろう。伏線か?いや、このゲームにそんなものはないだろう。
セントアリアにはいろいろと不思議なものがあるようで、なんと魔法が存在するんだとか。まあ、魔女がいるのに魔法がない方がおかしいんだけど。ノベルゲームだと「奇跡」があるとはよく表現されるように思うが、「魔法」はあまりないかもしれない。
セントアリアにある記念公園にて、アイリスが街の歴史を語ってくれる。我々の生きる日本と同じようにバブルの時期があり、その頃は観光地として人気だった。バブルがはじけて財政破綻かと思われたところに、どういうわけかRMCが表れて街を救済したという。それにより、この街の名前がセントアリアに改められ、国ではなくRMCという企業が管理するようになった。実質的に独立国家だろう。第一次産業から第三次産業までカバーするような大企業があれば実際にできてしまうかもしれない。
アイリスとメルセデスは碧海ラムネ工場を訪れ、らむねから作り立てのラムネをごちそうになる。作り立ては味が違うのかな。ビー玉で蓋をする前に直接飲んでみたい。
アイリスとメルセデスはチェリークラウンダイナーへ。残った陽菜とらむね。何も起きないはずがなく……。その後はみながチェリークラウンダイナーで食事をしてアイリスの観光案内は終了する。
テスト勉強
アイリスはレイラに勉強を教えてもらっている。そこでバンコクの正式名称は何かという問題を出す。もちろんアイリスも私もわからない。レイラは丁寧に教えてくれるが、一度で覚えられるはずがない。レイラは3回も教えてくれるがわかるわけないだろ。このような天丼芸はラムネーションでは何回か登場する。2回までならほかのゲームでもあるだろうが、3回以上はなかなかないだろう。他の追随を許さないゲーム、それがラムネーションである。
勉強にかこつけて、レイラがアイリスに現実の恋愛について問題を出す。双子の姉妹で同じ男子(←月菜のこと)を好きになってしまった。あなたならどうする、と。アイリスはそこで月菜を複数人で分け合うことを提案する。この意見は陽菜、らむね、レイラと同じであり、その後のハーレム展開を想起させる。男1に女4はすごいでしょ。しかも二股などではなくみんなその状況を受け入れる前提である。こんなゲームが他にあるだろうか。
お前バンコクの正式名称も知らねーの?常識だぞ。
お前バンコクの正式名称も(ry