![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50715172/rectangle_large_type_2_34a2e52a82fe7f3134fee3ebb1e58056.jpg?width=1200)
『東大読書』で論理的思考も身につくよ【#読書感想文(2)】(毎日更新105日目)
昨日に引き続き『東大読書』を読んでの感想とポイントとなるところのアウトプットをしていきたいと思います。
昨日は『東大読書』のノウハウで「読解力」を高めるやり方でしたが、今日は「論理的思考力」を高める読み方についてです。
「論理的思考力」を高める読み方
結論からいきます。
取材記者になって本を読む ということです。
「取材読み」と名付けています。
取材記者になって本と対峙する
取材記者になって本から取材するつもりで読む
そうすることで、ただ漠然と本を読むよりも格段に読書効果がアップします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なぜなら
取材記者のように、本で著者の言っていることに
うなずきながら相槌をうち、
質問を考えながら耳をかたむけ、
ときにはメモをとりながら、
積極的な姿勢で読むことで
1.著者の感情までも汲み取ることができるようになる
2.感情を理解できるようになると、次にくる話の展開が予想できたり話の流れがつかめるようになる
3.きちんと話の流れを追うようにして読書する習慣を身につけることで、論理的思考力が自然と高まっていく
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
取材記者の姿を想像してみるとわかりやすいかもです。
取材記者は相手から使える情報を聞き出そうと必死です。
べったりくっついてグングン迫っていきますよね。
なにか質問があれば、それってどういうことですか?
ってめっちゃツッコむし
いっぱい話してもらいたいから、めっちゃ相槌をうって話をうながしますよね。
相槌をうつってことは相手の話を理解しようとしてるわけです。
この人はなにを言おうとしているのか?
なにを考えて、どういう気持ちで語っているのか?
いい取材ができるように感情をもとらえようとしているのです。
本を読むときもそうすることで、
こういう気持ちでいるから、じゃあこういうふうに考えるかもしれないな
と感情から思考の展開
つまりは論理的な展開をつかみやすくなるということなんです。
ふだんの読書で著者の気持ちを考えながら、話の流れや論理展開をきちんと順序よく追いながら読むことで論理的思考力が身についていくと本書では主張しているわけです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんなわけで読書で論理的思考力を高めるには
取材記者になって本に向かい
相槌をうちながら、質問をしながら、メモをとりながら
著者の話の流れをしっかり追っていく読書をすること。
という結論になるのでした。
取材読みの具体的な方法
論理的思考力を高めるには取材読みが有効だということは説明しました。
でも本書ではもっと具体的な方法も提示しています。
質問をつねに考えながら読むこと
そして質問が思いついたらフセンを貼る。
そして質問の答えが本文の中に出てきたら、そこに回答のフセンを貼る。
ここで出てくるのがまたフセンなんですね。
質問は青色のフセン
その答えのところには赤色のフセン
といったように色分けするとわかりやすいということです。
これをやることで自分が本を読みながら(話を聞きながら)不思議に思ったことを解消することができて内容の理解が圧倒的に違ってくるということなんですね。
本に書いてある文字をただなぞるように「へえ、そうなんだ」とあっさり読んでいるよりも
質問を自分の中に持ちながら読んでいくことで、その答えが見つけやすくなるんです。
そりゃそうですよね。
これってなんだ?
どういう事?
って感じたところにフォーカスしながら読むわけですから、回答が出てきたら気づきます。
質問をもつことで意識が上がるんですね。
なんにも意識していなければ気づきなんか訪れません。
質問を考えながら
思いついたらフセンを貼る
本文中に答えを見つけたらフセンを貼る
これが取材読みの方法になります。
取材読みのポイントもう一つ
取材するんだから、実際に自分の体の姿勢をしっかりとまっすぐにする
人に取材するのに寝っ転がったり、イスにふんぞりかえってる人はいません。
姿勢をまっすぐにすることで集中力や記憶力、理解力はかなり変わってくるそうです。
とにかく本を読むときは自分はいまから取材するんだ
と本気になっていれば自然と背筋も伸びますよね。
実際に東大生はみんな姿勢が良いそうですよ。
今日の感想
取材記者になって本を読むというのは大変参考になりました。
次からは本当に自分が記者というイメージで読んでいきたいと思います。
そのつもりでいるといろんなことに気がつけそうです。
あと、ここでも出てきましたが、フセンをやっぱり多用するんですね。
ぼくはいままで読書でフセンを使ったことはなかったのですが、できる人はやはり本にフセンを使いまくるようですね。
これはちょっとした工夫ですが、フセンを使うことで結果がぜんぜん違ってくるようですからぜひ試してみたいと思いました。
フセンの使い方が超重要だということです。
『東大読書』めちゃくちゃわかりやすいです。
読んでいて理路整然としていますし、とても説明もわかりやすい。
こういう文章が書けるということが論理的思考力の高さを物語っているのでしょうね。
ただ一点、取材読み すげー疲れると思いました。
簡単に言ってしまえば取材読みは読書対象にむかって
本気で少しも漏らさずに読む
って感じですから。
ひたすら体力が必要だなと思ったのが率直な感想です。
あとはそんな読み方をしていて速く読めるのかな?
という疑問ですね。
それはもしかしたら慣れが解決してくれるのかもしれませんが。
というわけで今日は『東大読書』で論理的思考力を高めるのところを読んでみた感想でした。
あしたもまた続きます。
それでは今日はこのへんで
またあした。