Criberateアプリ成長日記#3
閲覧ありがとうございます!
「Criberateアプリ成長日記」3回目の投稿となります。
過去2つの投稿にて「自己紹介」「アプリ概要」を記してきましたが(過去の記事はこちら)、今回は「アプリをなぜ開発したか?」のような話にしたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします!
1.アプリのアイディア着想経緯
過去の投稿をもし拝読済みでしたらご承知いただけているかもしれないのですが、私は学生アルバイト時代も含めると10年ほどIT企業で働きながらそれとは別にインディーズでバンドを組み、オリジナル楽曲を制作のうえ各種サブスクサービスで配信したりライブ活動をしてきました。
そしてその活動の中で、バンド活動での制作作業や関係者とのやりとり(事務連絡、進捗管理、情報やデータの共有etc)が、IT企業の開発プロジェクトのそれと比べて大変非効率であったり煩雑であると感じることが多々ありました。
そうなってしまう背景としては、会社では当たり前に導入し利用されている各種プロジェクトコラボレーションツール(Slack、Notion、Backlogなど)がバンド活動では導入されておらず、また無理矢理導入してみたこともあったもののうまく機能しなかった経験がありました。
なぜか?
これはミュージシャンがスキル的に劣っているからでは決してなく、ミュージシャン視点で見ると「どう使っていいかわからない、うまく使いこなせないツール」になっているからだと考えています。
そのため、既存のプロジェクトコラボレーションツールはあまり利用もされず、うまく機能していない現状があると私は整理しました。
では、さらに深堀りし、なぜ「どう使っていいかわからない、うまく使いこなせないツール」となっているか?
その点についても考察を記したいと思います。
1つ目に「指導」がない
これはツール自体がミュージシャンとアンマッチという話とはちょっとずれてはしまいますが。。
まず、プロジェクトを円滑に推進するためのチームルールやノウハウのようなものはビジネス本や研修、および実務やOJTなどにて上司や先輩から教わりつつ身につけていく場合が多いと思います。
しかし、バンド活動においてはそのような機会はない場合が多く、個人個人が独自の感覚で作業(※)していることが多い印象があります。
※ここでいう作業とは、作詞作曲やライブなどのクリエイティブ系の類ではなく、ファイル・タスク・日程管理や関係者への報連相など、いわゆるマネジメント系の事務作業のこと
メジャーデビューしているようなアーティストであれば、マネージャーなど周りの方々がサポートすることでマネジメント面は補完されますが、現在はインディーズやフリーランスで活動しているアーティストも多数存在し、そのような方々は自身でマネジメント領域のタスクもこなしており、この点とても負担になっていると理解しています。
そこで、会社員をするなかで身につけた知見を活かし、ミュージシャン向けに特化したマネジメントツールを開発することで、多数のミュージシャンの事務作業負荷を軽減し、本業といえるクリエイティブな活動に労力を割くサポートができるという仮説を立てました。
2つ目に既存ツールは「ミュージシャン向けのユースケース」が示されていない
1つめの指導がないとも少し似ていますが、既存のツールはミュージシャンに特化して作られたものではなく、対象ユーザーとしてはソフトウェア・アプリ開発をはじめとしたIT関連のプロジェクトメンバーを想定していると理解しており、ミュージシャンが使う場合のユースケースはそこまで示されていない印象がありました。
そのため、ミュージシャン向けに特化し感覚的に使えるようなツールが作れれば、ミュージシャンの方々も自分ごととしてツールを試すに至り、結果として事務負担の軽減を実感してもらえれば、継続利用してもらえるという仮説を持ちました。
また、あまりオーバースペックなアプリになりすぎてどう使っていいかわからないというようなことに陥らないよう、なるべくシンプルなアプリになることを心がけてアプリ開発をスタートしました。
2.おわり
以上、今回は「なぜアプリを開発したか?」という着想経緯について記載しました。
このような着想のもと開発し始めたアプリですが、次回の記事ではこのアプリの目指す方向性のような内容にて投稿してみようと考えております。
それではここまでお読みいただき誠にありがとうございました!
今後とも宜しくお願いします!