ゆるやかな依存(短編小説)
ずっとそうなりたかった。
誰かを好きになることが自分にとって必要だとずっと思ってた。それが例え仕事でも女性を前にすると変に意識してしまうし、意識しすぎてなんだこいつと思われてしまうんじゃないかといつも恐れていた。
女性に対して免疫がまったくないわけじゃないんです。
姉がいる家庭だったし、母とも仲が良く、幼少期から頻繁に3人で出かけたり旅行したりして女の子みたいなマインドで育ったし、大人になってからもそれなりに女友達は多い方だったと思います。
それでもなんか最近特にダメだ