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毎日、少しでも何かを変えるためのアクションを

4年間、飲食店やブランド、アパレルの生産など自分達の事業をやってきて、しみじみと思うこと。

それは、「日々、少しでも何かを変えるためのアクションを取り続けないと事業は成長しない」ということだ。

当たり前過ぎて、「そりゃそうだろ」という話なのだが、これが全然簡単ではないことを、自分で事業を始め数字に向き合う中で痛感させられた。

僕達の会社「& Supply」では飲食店を3店舗、さらにMYTONEというライフスタイルブランドを含め、自社ブランドが4つある。
加えてRELISHという壁画チームも別名義で活動しているので、全体で5つ管理すべきブランドが存在する。

もちろん僕達経営陣は全ブランドを管轄しているが、さすがに5つ全ての現場に入ることは出来ないので、そこで起きていることを詳細に把握し切ることは難しい。

常に何かしらどこかで問題が起きているので、経営陣はトラブルシューターとして緊急性が高い現場へ入ることになる。
すると、一見問題がなく回っているように見える現場はリソース配分の優先順位が下がり、自ら手を打つことが少なくなる。

その状態が続くと、今度は放置してしまっていたブランドの売上が停滞・または減少する、という事象が発生してしまう。

この数年間はこの繰り返しだった。

事業の成長には、日々の小さな新しい発明が欠かせない

一方で、現状にしっかりと目を当て、日々少しでも何かをアップデートするアクションを繰り返すと、やはり事業は成長していく。

アクション自体が成功するか否かとは別問題に、「もっと楽しんでもらうにはどうしたらいいのだろう? 」と日々向き合い、改善する姿勢がお客様にも何らかの形で伝わる気がする。

例えば、レストランであるHoneでは、契約農家さんから入る旬の野菜に合わせてメニューを変えるため、マイナーチェンジを含めると早い時は2週間に1度メニューが変わる。

メニュー替えはもちろん重い業務。
シェフを始めキッチンチームは営業後に必死に考え、ときには朝方までかかってしまうほど。サービスチームもお客様へ説明をするために、料理工程を理解し、新たに知識をインプットする。

メニュー替え直後の数日は慣れないことが多く営業もバタついてしまうが、良い意味の緊張感が芽生え、ピリッと引き締まり良い営業になる感覚がある。

季節の旬の食材は、美味しさはもちろん新鮮で栄養価も高く、食べる人の体に良い。使われている食材から季節の移ろいを感じられるのもレストランで食べる醍醐味の一つだろう。

サービスチームも、旬の食材を使っていることでお客様へ伝えられる情報量が増える。
そんな背景はお客様にももちろん伝わるので、早いスパンでのメニュー替えが結果的に満足を向上させると考えている。
(これに関して自分は何も出来ることは無く、キッチンチームにおんぶにだっこなので彼らに感謝。)

これは様々なことにも当てはまると思う。
例えばSNSの投稿コンテンツ。

「一日に一度投稿する」という数の目的を決めたとして、投稿することがゴールになり内容の工夫に目を向けないと、「いいね」等のエンゲージメント数が停滞する。例えばテキストが無く、ただきれいな写真だけを投稿した物。

一方で、日々の営業の中で感じられるお客様のニーズに即した投稿だったり、スタッフそれぞれの属人的な想いが滲み出たコンテンツは反応が良い。

見る人にとっては、時間をかけていることは一目瞭然だし、自分都合じゃなく伝える内容があるということがわかるのだろう。

常に発明を続けるチーム作りが成長の鍵

そんなふうに、些細なことで全然良くて、大事なのは毎日何かを変えることだ。
些細な発明も、積み重ねていくと大きなインパクトを残してくれるはず。

目の前のことができるようになり慣れてくると、人はどうしても仕事を「こなす」ようになる。
現場のメンバーが日々の運用をこなすようになり改善を怠ると、その事業の成長は止まってしまう。

事業が成長していくためには、チーム全員が「何が求められているのか。」「どうしたらもっと良くなるのか。」を常に考え、アクションを生み出し続けることが重要。

小さい発明を毎日生み出すこと。その繰り返しが必ず結果に繋がる。
チームとして大切にしていきたい。







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