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Agile Japan2021参加レポート
はじめに
今年も楽しみにしていたこのカンファレンス。
スポンサー参加を検討していて、中に勧めるための観点、
またアクティブに参加したスポンサーセッションを中心に絞って、この素晴らしいカンファレンスについて記録してみます。
サテライト開催があり、コンテンツを借りることができるそうです。
参加を終えて
平日開催でべた張りできなかったにも関わらず、非常に引き込まれていました。
卓越ポイント1
全講演がThe Heart of Agielのテーマど真ん中
一貫してブレなくメッセージが伝わってきました。
→実行委員のコンセプト作りと、各講演者の一体感を感じて、直球で伝わってきました。
居パンのカンファレンスではテーマが決まってあっても個々のセッションに感銘を受けることはありましたが、
今回は全体として心揺さぶられる感覚でした。個々のセッションについては後述します。
テーマにAlignしている講演作りの大切さに気付きました。
卓越ポイント2
講演トラックが直列1トラック
参加者が人数的に集中することで、アクティブでモチベーション面での集中も高まったように感じました。
複数の平行トラックの良さもありますが、今回のようにテーマにフォーカスするカンファレンスはシングルトラックの熱気を共有できました。
今回の私の参加形態からすると引き込まれる仕組みでした。
卓越ポイント3
洗練されムダを排除した講演進行により集中が持続できる
①講演の内容に入り込むムダを排除
zoom講演前にスピーカーと実行委員が雑談しながら人となりや背景を知って聴く準備ができる。
②質疑応答でのムダ排除
講演終了後、すぐにDescordで出待ちしてQ&Aができる、質問が既にまとめられ記載されている。
③会場でのムダ排除
動き方の案内がシンプルで、迷わず意図した行動ができる。
移動した先々で都度、行動多数派のための案内をメイン、他の行動パターンの案内をサブとして選択肢が用意され迷わず移動できました。
また、これがループされることで参加者として運営に馴染む体験ができました。
スポンサー企業に対しても実行委員が朝から各Discordでコンタクトされていて丁寧さが伝わりました。
素晴らしか
たので、早速社内でも取り入れようと思います。
卓越ポイント
Day0で楽しむ準備ができる
平鍋さんによる事前講演は圧巻で、常に歴史背景含めて知ることができるので、当日の楽しみが増します。
各社セッション、当日ミニセミナー、ランチセッション、コーヒーセッションの説明もありました。
私は18時からDiscordトークに参加したのですが、温かく混ぜて頂き嬉しかったです。
録画が翌日公開されたのもありがたかったです。
アクティブに参加したところ
①コーヒーセッションでサーバントワークス長沢さんに相談を受けてもらいました。
1.組織全体への推進活動を行っている中での悩み
ここに記載するのは概要だけに留めさせて頂きますが、じっくり15分ほど丁寧に回答戴きました。
スクフェス札幌でもお話しされていて、巻き込む工夫、トップダウンとボトムアップ、推進組織の在り方、コーポレートカルチャー、公式の働きかけなどをトピックに質問攻めしてしまいましたがどの質問にも丁寧に答えて戴き大変ありがたかったです。
2.Scrum.ofgの資格
Facebookで長沢さんが多くのScrum.orgの資格保有されていて、当方が自社で取得希望者への学習サポートをしていきたく次のような質疑応答をさせて頂きました。
Q1.2017版のときにPSM-1取得したが、2020年版で受験時に気を付けることは?
A1.2017→2020の差が引っ掛け問題として問われる場合がある。例えばレトロスペクティブで決めた課題を次のスプリントバックログに入れるかどうかなど
Q2.PSM-2はどのようなことを問われるか
A2.実践的な経験を問われる。シチュエーション問題で問題文が長く読解にも時間が掛かる。スクラムマスターとしてどう振る舞うか経験しておかないと回答できない。
Q3.PSM-1取得者には、PSPO-1受験を勧めているが、オープンテストで問題傾向は捉えられるか
A3.まずは.orgサイトにある期待される能力のところを読んで理解しておいたほうが良い。scrum.orgはこの能力定義の説明が丁寧で資格を取ることで一定のレベル保証ができるようになっていて良い仕組みである。
Q4.長沢さんは他のscrum.org資格を取得されているが他の試験はどうか?
A4.PSM-3は記述式、多少時間が掛かるが丁寧にフィードバックが返ってくる。(受験費用もそれない)。PSDはPSM,PSPOと多少経路が異なりCI/CDの知識も問われる。Kanbanは自身の知識の見つめなおしができて、なぜそうなっているかを捉えなおすことができる。
Q5.全英語の試験のため、英語を得意としない受験者にはどのようにフォローしたら良いか
A5.GoogleTranslationで翻訳しながら受けるとある程度時間短縮ができる。問題文の助動詞や、翻訳時に選択肢の日本語が同じになってしまう問題はる。
本当にありがとうございました!
②ネトワの時間でITプレナーズさまに研修関連の話を直接伺いにいった。
1.フェニックスプロジェクト研修
もともと書籍の存在とオランダで発祥されたトレーニングが、2018年にトレーニングごとジャパナイズされたことは知っていたので、興味がありました。
個人的にこの手のトレーニングは事前知識よりも体験してなぼと思っていて不安は特に無かったのですが、
丁寧に説明して戴き、もし不安を抱いている方にも安心して受けられると感じました。即申し込みしました。
2.PSMのトレーニング
検討中のため概要を伺いました。現在は英語講師、翻訳講師により実施されているが、今後日本語講師を計画、実行予定であるとのことでした。
おわりに
実は多くのセッションは録画で見直しました。翌日/翌々日までにアップしてくださり大変ありがたかったです。
ライブで一部でも見られたセッションは前後も含めて熱気を感じられて、やはり録画とは少し違うと思います。リアルタイムでスピーカーの息遣い、参加者の熱気を感じることができてとても良かったです。
録画されない各時間帯ミニセッション、ネトワは時間帯的に参加しやすく会話させて頂いたみなさま、準備に関わったみなさまに大変お世話になりました。
直接御礼申し上げたかったのですが、この2日間は夜まで社内勉強会していてゆっくりお伝えできなかったので、こちらで御礼させて頂きます。
そんな参加のしかただったにも関わらず、ここまで記憶に残る内容だったのは、
各セッションのスピーカーみなさま、実行委員みなさま、スポンサーブース開催、準備に携わられたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました。
ここまで読んでいただいたみなさまありがとうございました。