電子工作の小ネタ、プッシュスイッチの選び方
電子工作しているとスイッチを使うことが多々あります。
タクトスイッチだったり、トグルスイッチだったり。
きちんと構造や用途を考えてつくればつくるほど、その選定に頭を悩ますことになります。
最近、スイッチを選定する上で「こういったことに気を付けておけば良かった」という知見があるので書き残しておきます。
せっかく部品を購入したのに「あっ、これ違うじゃん」というのが悲しい状況にはなりたくないものです。
スイッチのサイズ
いわずもがなスイッチのサイズは購入前に確かめておきましょう。
最終的な製品にする上で基板を筐体と組み合わせていきますが、想定していた設計に合うようにスイッチを選定する必要があります。これはその他の電子部品にも言えることですね。
2つの動作方式
プッシュスイッチには2つの動作方式があります。
それが「モーメンタリ」と「オルタネイト」です。下記のような動作の違いがあります。
マイコンのリセットスイッチ用に、モーメンタリ式のプッシュスイッチを選定したつもりが上記の動作方式を知らず、オルタネイト式のプッシュスイッチを購入してしまったことがありました。
なので仕様を確認してから購入しましょう。
スイッチの接点
あとはスイッチの接点を押さえておけば選定ミスは無くなりそうです。
接点には、a、b、c接点の3種類があります。
a、b接点の違いは接点が繋がったときにONになるかどうか。c接点はa,bの2つを兼ね備えたような仕組み。
プルアップ抵抗
あとスイッチをマイコンの入力ピンにつけて使うときは、電子回路における「浮いている」状態を避けるため、プルアップ抵抗をつけておく。
おわりに
プッシュスイッチの動作方式に「モーメンタリ」と「オルタネイト」があることを知らなかったので、地味に勉強になりました。判別するときは、この表記を見落とさないように注意したいですね。
またモノタロウの「スイッチの種類と選び方」という記事が良くまとまっているので参考になります。
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