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親の時代と全く違う?知らずにいると怖い!今どきの大学受験のリアル

こんにちは。
元大手進学塾トップクラス担当講師で、現在はニュージーランド在住の受験&国際教育コンサルタントのTakuです。

大学受験を考えるなら進学校に行かせて、
いい予備校で対策を考えるのが一番!

まさか今時、そんなこと考えていませんよね?
もしそう考えているなら、ちょっと時代遅れになってきているかも。

今大学入試制度って大きく変わってきていて、
親世代の頃とは全く違うんです。

えっそうなの??と思った人はぜひ、最後まで読んでみてくださいね。


すでに一般入試は時代遅れ?

まず最初にあなたに質問です!
現在、私立大学に一般入試で合格する人の割合を知ってますか?

はっ?一般入試が普通なんだから、80%以上はいるでしょ!

そう思ってる人が、意外に多いんです。
でもそれって、めちゃくちゃ間違ってるんですよ。

まずこちらのグラフを見てみて下さい。


ダイヤモンドオンラインより

なんと!私立大に一般入試で入る生徒の割合はたったの40% です。
他はいわゆる「推薦入試」になってるんです!
あなたはこの事実を知っていますか?

もちろん国立大学ではまだ一般の方が多いですが、
年々その割合が減っているのは他の大学と同様。

つまりこれまで親世代が慣れ親しんでいた「一般入試」は、
徐々にその割合を減らしていて、
すでに入試ではマイノリティーになってきてる
ってことです。

それなのになお中学受験で進学校を目指すなら、
一体何を目的にするんでしょうか?

国立や医学部受験をメインにするならわかります。
でも私立大学でいいと考えるならば、
レベルの高い進学校に行かせるメリットってなんでしょう?

推薦入試合格の3つのカギ

私立大受験ですでに主流になりつつある「推薦入試」では、
「内申」と「課外活動実績」と「大学での学びの目的」が鍵です。

これは進学校に入って名門塾に通いつつ、
ただひたすら受験勉強ばかりしている生徒には、
とても手に入れにくいものばかりではないでしょうか。

それならむしろ中学受験などせずに、
中堅レベルの高校に高校入試で進学して、
課外活動に精を出しつつ好きなことをしていた方がずっと早道。

ライバルが少ないので内申も取りやすいですし、
好きなことに好きなだけ没頭できる余裕も生まれ、
中学受験にかける何百万ものお金を習い事や留学などにも使えます。

親子喧嘩も少なくなるし、
何よりも好きなことの延長でキャリアを考えられるので、
大学卒業後の人生もハッピーになりやすいはずです。

中学受験は向いている子供だけのイベントと割り切って、
大部分の人は小学生時代にもっとこうした推薦入試向け対策に、
シフトした方がいいと思うのは私だけでしょうか。

この推薦入試がメインに変わってきている流れの中で、
学校推薦枠の拡大とともに注目すべきなのが総合型選抜(AO)入試の拡大です。

総合型選抜とはその名の通り、
従来の知識重視の学力による判断ではなく、
学生の持つ様々なスキルや経験を総合的に判断するものです。

こうした総合型選抜入試拡大の背景には経済界(企業側)のニースもあるようです。
実際に経団連は「求められる大学入試改革案」について、次のように述べています。

各大学は、自らのアドミッション・ポリシーに基づいて「学力の3要素」(「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」)を評価する入学者選抜のあり方を改めて真剣に考えることが必要

大学入試に関する経団連の考え方(経団連)より

要するにもう一般入試型学力だけではやっていけないから、
もっと社会のニーズにあった学生を選べる仕組みに変えてくれってこと

これって親としては注目すべき点です。
だって大学に行かせる一番の親の目的は「いい仕事に就く」ためですよね?

でもその仕事をくれる企業が、
一般入試型でない学力を持った生徒を求めてるってことですから、
親も見方を変えていく必要があるんじゃないでしょうか。

総合型選抜入試はムズカシイ?

私はこの総合型選抜の指導をずっとしていますが、
やってみると一般入試より合格が難しいかもって思うこともあります。

というのもこの総合型選抜合格で一番大事なのは、
大学での学びの目的を明確化する
ことなんですが、
ほとんどの学生は自己分析すらしたことがないからです。

経団連の提言にもあった通り、
「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を磨くには、
一般入試向けの学習は全く役に立たないものです。

教師に教わった解法を暗記するのではなく、
むしろその対極となる「課題発見&自己解決」が求められる。

そのためには自分と向き合い、
自分が何をしたいのかを自覚する必要がある。

でも受験勉強でそんな暇がないまま受験を迎えると、
そこからではすでに時すでに遅しってことが少なくありません。

そうならないためにも中学受験適性がないと分かったら、
大学入試を見据えて早々に受験に見切りをつけ、
好きなことを探す努力をした方がいいのでは
ないでしょうか。

まとめ

どんなお子さんにも必ず好きなこと&得意なことはあります。
うちの子は何の取り柄もないから…という方がいますが、
それが親が見つけられていないだけです。

どうか自分の子供を信じて向き合い、
彼らにしかない情熱と才能を見出すことで、
新しい入試に向った準備をしてみてはいかがですか。

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