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目の前の大失敗している現実、4点のテスト、100点満点で
学校の勉強や成績はそれほど重要ではない。本人が自分の意志でなにか学びたいと思ったことを学ぼうと思ったら学べる。
それが彼の人生にとって大事なことだ。
だから、僕は勉強しろとは言わないし、テストの点や成績であれこれ言うこともない。本人が勉強したいならすればいいし、実際問題、小学校の勉強ぐらいだったら、いつだってそれほど時間をかけずに取り返すことはできる。
テスト結果や成績よりもなによりも、本人の自己決定を保つことを優先させていた。
とはいえ、息子が持ってきた4点にはあせった。
このまま何もしなかったら、彼はできないままになってしまう。
こういった結果が続いて、自分のことを自分でできない人だと思い込んでしまったら彼の今後のためにも良くない。彼のこの先の人生にとってそれは大きな問題になる。
実際この結果には、なにかおかしな状況があるのは間違いない。これを本人に任せるとかって放置したとしたら、僕はきれいごとを言う口だけは立派な無責任な親になってしまう。
なので何でこうなったか状況を慎重に本人に聞いてみた。
怒られてる、責められてると感じさせてしまってもいけないので、深刻にならないように明るく聞く。
おお!4点ってのはすごいな!!でもなんでその点数になったんだ?
漢字が書けない。読めるけど。
そうか。いつからだ?
ずっと前から。
漢字は書けた方がいい。どんな勉強も日本語で読んだり聞いたり書いたりするし、もっと大きくなって仕事をするようになったら、一緒に仕事する人やお客さんとのやりとりは日本語でする。そこで漢字を書く必要はどうしたってでてくる。小学校で習う漢字は書けるようになっておかないと人とのやりとりで困ることになる。
どうしたい?漢字、書けるようになりたい?
なりたい。
じゃあ練習するか?
する。
じゃあ、毎日少しずつ1年生の漢字からやってこう。
わかった。
漢字を練習する目的を伝え理解させた上で、それを勉強したい練習したいという本人の意志を確認した。こっちから押しつけない。あくまで本人の決断で漢字練習をさせる。
小学校に入って初期の頃に習ったもので書けないのが結構あったので毎日プリント1枚、書けなかった漢字を練習させた。
しばらく続けた。
最近、学年最後のテストを持ってきた。98点だった。
ぎょうざ食べに行きたいと言うので、今度みんなで食べに行く。
何かを読んで理解する、その時にぶち当たる問題とそれをどうやって克服するか、勉強のやり方について「学び方がわかる本」にあります。