【物事を学ぶ上で超大切なこと】~意外と教えてくれる人はいない~
最初に、結論だけ書きます。
【物事を学ぶ上で超大切なこと】それは<野心>です。
「うーわ、脳みそまで筋肉なThe・営業マンみてーな回答しやがってよ!!!!なーにが論理的思考だ!!!!」と思われそうなので、ちゃんと解説します。
まず、ここでいう野心は「やる気を出せ!」とか「メンタル大事!」とか、そういうしょ~~~~~もないことを言いたいのではありません。
超簡単に言うと、「テストで100点取ろうと思っても60点~80点ぐらいで落ち着いてしまうあの現象」をイメージしてください。
すなわち、スケールの大きさです。本当は100点取りたいのに80点になってしまう、これ次第で、これは昔、私も教わったことでもあり、また部下にも徹底して指導したことです。
以前、部下のS君からこんな相談を受けたことがあります。
「たくさん、俺は飽き性なんです。大学も有名私立に入学しましたが、なんかこんなもんなのか~って思って辞めてしまいました。仕事も同じで、役職がひとつあがったら、なんだか仕事が簡単な気がして満足してしまいました。」
さて、当時の私はなんて言ったと思いますか?
「目標が低い!」とか「もっと上の役職を目指そう!」とか?
いいえ、そんなくだらないことは言いませんでした。
私は、
「S君は、本当は何をどうしたいの?」
たった一言、これだけです。S君も呆気に取られていたことを覚えています。
だって、理屈で考えて見てください。飽き性なことが事実だとして、なら次の仕事を探すとか、もっと違う業務を俺に任せてくれ!となりませんか?どうして役職がひとつ上がっただけで、満足した、と思い込んでしまうのでしょうか?
本当に簡単だと思って飽きるなら、難しいことをすれば良いのでは?そう考えれば、出世すればするだけ、それはもう嫌というほど難しいことが降りかかってきて楽しいはずです。
さて、これにはS君も困ってしまったようで、流石に助け船を出しました。
私は
「仕事の話ではなくて、自分の人生とか生き方の話でいいですよ~」と伝えたところ
S君は
「当時付き合っていた彼女と結婚したい」とのことでした。そして、「もっともっと皆に褒められたい、いわゆる承認欲求を満たしたい」と苦い顔で話してくれました。
ようやくお待ちかね、【野心】のお話です。
私がS君にした指導は「その承認欲求を世界一にしてくれ」ということです。
もっと具体的に言います。「彼女にも、お願いして結婚してもらうのではなく、彼女がS君に結婚してほしい!!!と言うような男を目指してね。或いは仕事なら私が、S君がいないと仕事が回らないよ!!みんな、S君の真似をしてね!!!というぐらいを目指してね!」と伝えました。
改めて、ロジックの説明をします。
まず、S君も気が付かなかった彼の本心は「飽き性を言い訳にガチンコ勝負を避けていた」でした。もっと言えば「承認欲求を満たしたい!がほぼ全てだったけど、失敗した時に満たせないのが怖くて勝負できない!」でした。
実はこれ、超超超めちゃくちゃ良い感情なんです。
でも、S君はその感情に蓋をして、変な諦め癖をつけていたのです。
だから私の「S君は、本当は何をどうしたいの?」という問いになるんです。
そうです。仕事で役職を得たいとか、年収上げたいとか、そんな小さいことを目標にしては自分の人生がしょぼくれるだけです。
せめて社長になりたいとか、結婚して戸建を買って奥様と幸せに暮らしたいとか、ある程度抽象的でいいから「世界一」を目指すことが大切です。
世界一幸せな家庭を築く、世界一部下に優しい上司になる、世界一お金持ちになる。内容なんて、道徳なんて気にしなくていいんです。
とにかく何でもいい、世界一を目指して動こうとする過程のみで、自分の行いを振り返り改善できます。これが野心です。
そして表題の件に照らし合わせて改めて言うなれば、「各業務、世界一を目指す」です。あまりにピンとこない方は、【職場で各分野・各業務で一番仕事ができる方】を想像してください。その人になる為にはどうするか、を考えて動いてみてください。
はっきり言います。
この考え方の有無で成長スピードは2倍以上の差が開きます。
残業したり休日に勉強しなくても、ここを意識して働くだけで、或いは生活するだけで、<質>が大幅に変化します。
そして、その<質>の変化をより早く、そしてより精度を高くするための「交換日記(ロジカルライティング)」です。
次回は、実際の「交換日記(ロジカルライティング)」の詳細を記載しようと思います。
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