転職(就職)のコツ~企業分析編① 分析する理由~
前回はちょっと話が逸れてしまいましたが、今回はがっつり企業分析編です!
さて、まず例の如く最初は結論から伝えますね。
企業分析のコツはずばり、①「企業理念と代表挨拶をしっかり読もう!」、②「業界の動向を調べよう!」です。
この2つのテーマがズレると、めっちゃきついです。
で、多分これは皆ある程度やっている気がしますので、「なんで大切なの?」という話をしていきます。(やり方はやり方で後日発信します。)
まず、①「企業理念と代表挨拶をしっかり読もう!」ですが、会社にはパーパスバリュー(コンセプトぐらいのニュアンスで大丈夫です)があります。
どういう社会的位置づけで、会社としてどういう活躍をしてどう貢献をしていきたいのか、みたいな感じです。だいたい、会社理念か代表挨拶に薄っすらと書いてあります。
なんでここが大切かというと、そもそも募集がかかっている企業は、人手不足か増員です。つまり、大前提として会社の理念の則って働ける人が欲しいんですね。
ここからはやることはシンプルで、その企業が望む姿を作っていけばいいんです。
例えば、ベンチャー企業の営業マンで、代表挨拶が「情熱を持って一緒に働ける人と頑張りたい!」みたいなニュアンスだったら、面接で一番好かれるのは「がつがつと出世を目指す営業マン」みたいなイメージです。
逆によくやりがちな間違いは、「企業オタク」になることです。
企業分析=会社の情報をたくさん得ること、にしてしまうと、中身がありません。というかそもそも、面接官はその企業の人なので、別に客観的なデータとかいらないし求めてないです。
面接官が知りたいのは【あなたのこと】なので、「企業分析めっちゃした!おし、面接では、いかに御社のこと知っています!って言おうかな!」とならないようにご注意ください。
勿論、その企業に行きたい情熱は下調べの質と量でもあるので全く無駄ではありませんが、小手先のテクニックを嫌う面接官もいるので案外刺さりにくかったりします。
②「業界の動向を調べよう!」
続いてこちらですが、案外やっている人が少なかったりします。
「なんのこっちゃ??」と思われる方も多いかと思いますので、例えば不動産業界の話を例にとります。
一般的に、部屋のほうが余っている状況だと言われていますが、実態は異なります。だって、部屋と一口に言っても、築50年から新築まで色々あります。
古い物件に関しては、場合によっては取り壊すよりそのままにしていたほうが安上がりだったりするので、取り壊さないオーナー様も多々いらっしゃいます。
だから将来的に不動産の価値が下がる、とか、部屋が余っているはずだから交渉すれば家賃が下げられる!みたいなことをおっしゃる方がいますが、現実はそうなっていない、ということなんですね。
加えて直近だとコロナ禍で「引っ越し需要がなくなるからもう終わりだ」と言われていました。
しかし実際は、企業や学校が痺れを切らして営業再開しています。すると自然に、引っ越し需要は元に戻りました。
それどころか、テレワークの台頭で自室を見直す方が増えて、むしろ需要はアップしました。
と、ここまでざっくりと書きましたが、これが業界の動向です。
私はちょうどコロナのタイミングで不動産業に転職しましたが、その時の志望動機が
「業界としてコロナで駄目になる、と言われていますが、企業も学校も、コロナが明けようがあけまいがずっと閉鎖をしているわけにはいかないので必ず引っ越し需要は戻ります。加えて、部屋の中にいる時間が増えるので、自分の部屋を見つめ直すタイミングがこれから来ると思っています。そこを踏まえて、web系の仕事と不動産の仕事をクロスさせる御社はこれからもっと飛躍的に成長すると思いましたし、私も一緒に勉強させていただき、成長したいと思い志望しました。」
と、こんな感じのニュアンスで伝えました。
余談ですが、管理職になった後、当時の面接官と話しましたが、「大川さん、めっちゃ業界のこと調べてきたなと思ったし、ちゃんと考えているんだなって思った。正直、あの志望動機だけで採用しようかなって思った笑」と言われました。
と、分析する理由や目的の部分に重点を置いて書きましたが、なんとなくわかりますかね・・・?
色々と書きましたが、まず「なんで企業分析すんの?」ってところから考えていくと、志望動機や面接での質疑応答の【芯】ができます。
机に何時間も向かって頭を抱えたりする必要もないですので、ここを意識して考えて見ましょう!
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