大人と子どもの感受性の違い


都会に暮らす大金持ちが息子を連れて田舎へ行き、とても貧しい農家で数日間を過ごしました。父親は息子に、世の中の人々がどれだけ貧しい暮らしをしていて、自分たちがどれだけ豊かなのかを体験させようとしたのです。
田舎での滞在を終えて家に帰る途中、

父親は『田舎での生活はどうだった?』と聞きました。
息子は「とってもよかった✨貴重な体験をさせてくれてありがとう!」と答えました。

『それはよかった。どれだけ貧しい暮らしをしているかわかったかい』

「本当によく分かったよ」

『どんなことが分かったの?』

「僕の家にはプールがあるけど、あの家には大きな川が流れていた!」

「僕の家では高価なランタンがあるけど、あの家には夜になるときらめく満天の星空があった!」

「僕たちの家は堀で囲まれているけど、あの人たちはとっても広い大地の上に住んでいた!」

「僕たちは食べ物を買いに出かけるけど、あの人たちはいつでも自由に食べられる新鮮な野菜をたくさん作っていた!」
息子は目をキラキラ輝かせながら答えました。


「お父さん、僕たちがどれだけ貧しい暮らしをしていたかを見せてくれてありがとう!」

大人と子どもで感受性は異なります。
大人が子どもに向き合う際に大切なことは、大人と子どもではものの受け止め方や考え方が大きく違うということをしっかりと認識し、子どもの話を全面的に受け入れようとする度量(器の大きさ、心の広さ)を持つことです。

あなたは子どもにどう接し、何とこたえますか?

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