心に住まう第3者
どうもtakuhoです。
最近、色々と忙しくさせてもらっていて、なかなかnoteに手を出せていない現状があります。
すいません。しっかりと書きます。。。
さて、今日は「ペルソナ」というテーマで書いてみようと思います。
ペルソナとは
ペルソナとは、心理学やマーケティングで用いられる用語で、商品やサービスを提供する際、主にどのような顧客に向けたものであるか、その具体的な人物像を設定することを指します。
簡単に言えば、自分の中に想像のお客さんを作り出して、その人にどうやってものを売ろうか考える参考にするって感じです。
元々、企業が売る商品やサービスは様々な人が手に取る可能性があります。なので、可能性がある人全員に向けた商品を作ることはまず無理です。
そのため、企業は条件を限定して、その条件に合うような商品やサービスを考えます。
その条件が具体的であればあるほどより自分たちが買って欲しいなーと思う人たちが、買いたくなるような商品を作れるというわけです。
ペルソナの作り方
このペルソナは作り方がいくつかありますが、今回は王道の2パターンをご紹介します。
1パターン目は外的側面を重視した作り方です。
外的側面とは、年齢や性別、髪型やよく飲む飲み物、など僕たちがその人を観察することで得やすい情報のことです。
これらはデータとして取ることがしやすく、例えば温泉施設などは会員証をお客さんに作らせて、どんな性別のどれぐらいの年齢の人が何回温泉に入りに来たか。などのデータを取ります。
これらのデータを性質データと呼ぶことにしましょう。
最も来ている回数の多い性質データを見極め、その年齢や性別と同じようなペルソナを設定すると、自分たちのお店に来てくれやすい人たちにアプローチをかけるにはどうしたらいいかを、無駄なく考えることができるようになります。
このように外的側面を重視したペルソナを作ると、最も来る可能性が高い人たちへのアプローチ方法を考えることができるため、効率がとてもいいです。
2パターン目は内的側面を重視した作り方です。
これは、データを見ただけではわからない要素を重要視したペルソナの作り方です。
例えば、どんな飲み物をよく飲むかはデータを見ればわかります。しかし、なぜそれを好んでいるのか、という部分についてはデータを見ただけではわかりません。そのため、その人の趣味趣向、価値観や考え方、実際の生い立ちなんかまで考えなければいけません。
何が好きで何が嫌いかだけでなく、どうして好きなのか、どうして嫌いなのかまで考えることで、同じような人の思考のサイクルをペルソナで再現することができます。
例えば、Aさんは、甘いものが好きだけど、自分の体型を気にしているから普段はジュースを飲まないようにしている。かつ自分に何かご褒美をあげると頑張れる性格である。だから、週末だけ三ツ矢サイダーを買っていくだな。みたいな感じです。
このようにその人の思考レベルまで考える内的側面を重視したペルソナを作ると、思考パターンまでを予測することができ、より再現性の高い商品(一回でたくさんは売れないけど、同じ売れ行きが長く続いてくれる商品)を開発することができます。
心に住まう第3者
なぜ、僕が今回ペルソナを話題として出したかというと、このペルソナはビジネス以外に日常生活で応用することができると思ったからです。
物事を多面的に見ることが割と得意な僕は、どうして多面的に見ることができるのか、あまり自分でも言語化することができていませんでした。しかし、よく考えてみると、僕は毎回このペルソナに助けられていたんだと思います。
AにしようかBにしようかを迷った時、僕はいつも僕以外の価値観を持つペルソナWとも対話します。その中で、なるほど、そうやって見ることもできるのか、じゃあ別にAである必要はないのかな。いやでもWが言っていることにはこんな欠点があるのかもしれない、だからBの方がいいのかも。みたいな感じです。
よくアニメやコントで天使と悪魔が頭の上に出てきて喧嘩するみたいなシーンを見かけると思いますが、あれを結構本気でやってみると、自分一人では見えてこなかった、新しい観点を見出すことができると思います。
最後に
いかがだったでしょうか、「ペルソナ」。僕としては今まで結構助けれられてきた考えだなと思っています。
ペルソナを設定するためには、より多くの価値観に触れ、より多くの考え方を知り、それを理解しようとする努力が必要なんだと思います。
自分の中に第3者を住まわせる。簡単ではないですができると世界が2倍に見えてきます!ぜひ、挑戦してみてください!
それではまた。
takuho