B1第11節アルバルク-名古屋D。先制パンチを受けてもインサイドから修正
1か月ぶりのホーム。
しかもここヨヨイチは開幕越谷戦以来の2か月ぶりです。
「こんちは、ひさしぶり!」 おなじみアルバルカーズさんとご挨拶。
「今日もよろしくおねがいします!」アルバルクスタッフさんたちも明るく声をかけてくれて好感度ほくほくです。
やっぱり、ヨヨイチはいいよなー
とハッピーアワー(この日はハーフタイムまで延長)500円生ビールの酔いも手伝ってぽっかぽかの気持ちで観戦します。
さて、今日は1週間前テーブスの一発で勝利を引き寄せた天皇杯激戦の再戦です。残念ながら名古屋ダイヤモンドドルフィンズは得点、リバウンドリーダーのエサトンがコンディション不良のためロスター外です。
それでもアルバルクは昨年まで名古屋Dになかなか勝てなかった。智将デニスHCはやはり仕掛けてきました。
ゲーム雑感
アルバルク 86-69 名古屋D
第1Q 9-19 第2Q 23-21
第3Q 29-16 第4Q 25-13
ゲームの出だし名古屋Dは奇襲というのでしょうか、アグレッシブなディフェンスとFBでアルバルクの機先を制します。
齋藤のSTからプッシュしてFB。激しいマンマークとディフレクションで守ります。そして、アルバルクのエンドインのリスタートではゾーンプレスをかけてダブルチームで激しくTOを狙います。
テーブスなどハンドラーはボールキャリーにストレスがかかり、いつものモーションオフェンスでインサイドを効果的に攻めきれません。
それで、いつもは冷静な大倉も熱くなったのか、行かなくてもいいシュートコンテストに行って3Pシュートファウルを献上したり、プレスの餌食にあってTOを犯して精彩を欠きました。
そこで、ハードにダブルチームに来る相手に対してアルバルクはスキップパスを通すことでアウトナンバーを作り、再三3Pを試投しましたが第1Qでは0/8本。1本も入りませんでした。シュートの精度に苦慮したアルバルクは第1Qを9-19の10点ビハインドで先制パンチを見事にもらってしましました。
しかし、第2Q以降落ち着きを取り戻したアルバルクはエサトンを欠く名古屋Dのサイズのディスアドバンテージをついてインサイドの攻略に出ます。
この日3Pは当たらなかったメインデルが今村とのマッチアップでミスマッチをついたペイントアタックで名古屋Dのディフェンスを収縮させると第3の男福澤がこの日アルバルク初となる3Pを沈めます。(第2Q残り5分54秒20-27)
続いて小酒部の3Pと外が決まりだすとグダイティスがDRを奪いサイズ、安藤が走ってFBを決めるなど歯車がかみ合いだします。こうして、アルバルクは12-0のランで一時は逆転します。(第2Q残り1分59秒32-31)
ところが名古屋Dは3P雨あられの平均30本打つチームです。
たった2分で中東、メイ、齋藤のブザビで9-0ランの3Pの返礼品で再逆転されました。(前半終了32-40)
しかしアルバルクの3ビッグに対して名古屋Dチータム(202㎝)、張本(198㎝)のON1の時間帯はインサイドの弱点を晒していました。エサトンの不在の影響はジワリと表れています。
後半はそこの地力の違いが出てきます。
後半に入るとアルバルクはインサイドアタックを強調してリバウンド、SCP、FBと攻撃に幅が出ます。2Pは第3Q9/15、第4Q5/8(後半14/23 60.9%)です。3Pにもあたりが出てきます。第3Q3/5、第4Q5/10(後半8/15 53.3%)トータルで2P(24/42 57.1%)、3P(10/27 37%)高効率でした。 名古屋は 2P(14/36 38.9%)、3P(10/31 32.3%)インサイドが厳しかったです。
名古屋Dはビッグをメイ(202㎝)チータム(202㎝)張本(198㎝)で回すためon1の時間帯がどうしてもできてしまうことと、齋藤とエサトンという練度の高いツーメンがなくなることでリバウンドと得点パターンが落ちてしまったことが残念でした。中地区の対戦相手ですので次の1月の連戦は必ずリベンジに燃えてくるに違いありません。その時に受けて立てるようにチームケミストリーを高めておきたいところです。
福澤晃平ここにあり。
第2Q、流れを変える3Pを沈め、安定感あるボールキャリーで名古屋Dのプレスを搔い潜り数的優位を作り出すPGぶりはこの日テーブス、大倉の疲れも見えていたところで、アルバルクの総合力の象徴の働きをしていました。
この日の福澤は15分5秒プレータイム 6得点 3p2/3本 2AS 2STです。
完全にセカンドPGを務めていました。第4Q残り7分3秒にはメイからボールを奪ったSTは印象に残ります。
え、誰がルーク・メイからとった?
フクちゃんなんだ!て思ってしまいました。
マーフィーとのミスマッチをファウルで逃げるところもクレバーでした。
今シーズンのアルバルクはベンチメンバーのステップアップが顕著です。
そのチーム間の競争の底上げこそがCSを勝ち抜く原動力になります。
広島戦で活躍した岡本飛竜と共にプレータイムを伸ばしてほしいと思います。
さあ、今日は島根戦です。気合い入れて応援します。