「脱水症」について
こんにちは!takuです!
ここ最近暑い日が続いています。
これだけ暑いと汗をかき、身体は脱水し、 「脱水症」が起きます。
脱水症とは、水分と塩分からなる体液が不足した状態のことを言います。
体液は小児では70%、成人では60%、高齢者では50%をしめています。
体液の働きとして、
(1)酸素と栄養素の体内に運搬
(2)尿や汗として老廃物を体外に排出
(3)発汗による体温調節
という3つの重要な働きを担っています。
私たちの体を構成する細胞は、体液を介して細胞内外で栄養と老廃物の交換を行なっています。しかし脱水により体液が減少するとそれらの働きが阻害され必要な栄養素が行き渡らず、老廃物が蓄積してしまいます。
そのため脱水症になると全身の様々な組織で症状が現れます。
軽度症状… 多量の発汗、口渇(喉の渇き)、めまい、吐き気、食欲減退
中度症状…吐き気、脱力感、皮膚の紅潮、手足の震え、ふらつき、頭痛、体温上昇、呼吸困難、めまい、感情が不安定になる(イライラ、無気力)
重症症状…筋痙攣、失神、舌の膨張または痺れ、腎機能障害、嚥下困難、目の前が暗くなる
いかにこの時期のこまめな水分補給が大事かわかりますね。
まだ次に自分で行えるセルフチェックを紹介します。
⚪︎普段より汗が出る または 全くでない
⚪︎喉が乾く
⚪︎ぼーっとする
⚪︎体温が上がっている
⚪︎食欲がない
⚪︎唇がかさかさしている
⚪︎だるい
となっています。
脱水症を予防する食べ物
次に脱水症を予防する食べ物を紹介します!
基本的には カリウム、ビタミンB1 、クエン酸を多く含んでいる食品がいいと言われています。
カリウムを多く含む食品
汗をかくことで水分と塩分が不足します。そして同時にカリウムも不足します。
カリウムが不足すると細胞が脱水症状を起こしてしまい、臓器へのダメージを引き起こすことがあります。また、細胞の障害は熱中症からの回復力を弱める原因にもなりかねません。
熱中症からの回復力を高めるためにも、カリウムを含んだ食材を積極的に食べるようにしておきましょう。
・ひきわり納豆
・スルメ
・アボガド
・バナナ
ビタミンB1を多く含む食品
暑さによって疲れやすくなることがあります。そういった場合、糖質からエネルギーを作る「ビタミンB1」は体に必要なエネルギーを正常に保つ働きがあると言われています。
熱中症で起こりやすい、集中力の低下や疲れ、頭痛などはビタミンB1の不足から起こっていることもあります。
・豚ヒレ肉(焼き)
・焼きタラコ
・ウナギ
・海苔
クエン酸を多く含む食品
活動するために必要なエネルギーを得るために、ブドウ糖を無駄なくエネルギーに転換するのがクエン酸。
熱中症の季節でも疲労回復に優れた効果を発揮すると言われていますので、欠かすことなく摂取しておきたい栄養素です。
・酢
・梅干し
・レモン
・グレープフルーツ
・オレンジ
以上の3つの栄養素が重要になります!
まだまだ暑い日が続いています。
この暑さに負けないために脱水症についての理解を深め、食品などから予防し強い身体を作りましょう👍