起業第3フェーズに入ります - Facebookより転載
気づけばIBMを退職してハバタクを創業してから10年目となりました。5年目で子会社のタクトピアを立ち上げるという転機を迎えました。グローカルリーダーシップ育成をミッションにたくさんの試行錯誤を続け、パワフルかつ個性的なチームメンバーにも恵まれ、自分が生み出していきたい「学び」を具体化するところまでは辿り着いたかなと思っています。
そして今回、私はタクトピア代表として単独での経営を決意し、ハバタクの取締役を退任することにしました。この決断は自分の中でも葛藤が大きく、役員同士での意思決定も簡単ではありませんでした。
数ヶ月におよぶ議論の末、最終的には「大きなビジョンは共有しつつ、自分たちが実現したいことを最速で実現していくために、敢えて組織は別で動いたほうが長い目で大きな成果に繋がるに違いない」という確信に至り、私自身はタクトピアに注力することにしました。
役員としては1人で組織を運営していくという、10年目にして新しいチャレンジに、また七転八倒しながら取り組んでいきます。すでにして貴重な経験値が山ほど蓄積されていくので、人生得しているなと思う日々です。
私は昔からチームワークでこそ活きる人間だと思ってきました。ピアノ演奏も連弾、少林寺拳法も三人掛を得意とし、ハバタクもタクトピアも、常に複数人の役員チームで活動してきました。実際、私が効果的に動けた場面は多かったと思いますし、強みを持ち寄りながら新しいことに挑戦できるやりがいを常に感じ、本当に幸せな起業家人生を歩んできたと思います。
起業10年目という節目、改めてタクトピアの代表として世界でもユニークな「ラーニングデザイン・ファーム」の構築を始めています。
タクトピアの出発点でありコアバリューでもある「圧倒的な原体験を創り出すデザイン機能」を中心に据え、学校さんの改革成功のために伴走する「コンサルティング機能」、多様な立場の方々が学びに参画できる「プラットフォーム機能」、学びの効果の再現性を生むための「研究開発機能」を併せ持ち、より一層強力に日本の教育改革を推し進めるエンジン的存在を目指します。ありがたいことにご期待いただいているたくさんのお客様の声をエネルギーに元気にやっていきたいと思います。
最後に、日頃から長井をご支援・応援・叱咤激励してくださる皆さまに心から感謝申し上げます。皆さまの大小さまざまな言葉が助けになり、今日この日が迎えられていると実感しています。物理的な距離や立場の違いを超え、かけがえのない仲間とともに、この21世紀だからこそ求められる「TAKTの精神 = 人生の指揮を自ら執れるマインド」を大事にしながらこれからもグイグイと足腰強めに進んでいきたいと思います。これからもどうぞお付き合いのほど、宜しくお願いいたします。
2019.11.18 長井悠