新刊と嶋津と私 - Facebookより転載
若干気持ち悪いタイトルですみません。弊社 タクトピア株式会社 / TAKTOPIA & Co. の 嶋津 幸樹 (Koki Shimazu) が30歳にして8冊目の本を出します。これまで英語の教本ばかりだったのが、ついに一般書で彼自身の人生ストーリーが語られることになりました。
嶋津と私が出会ったのはもう6年前、イノラボでの教育分野のミートアップでした。教育起業家枠で呼んでいただいたのが嶋津と私。正直私は何の準備もせず行ってしまったのに、先に話しだした彼のプレゼンがあまりに準備されていて焦りまくり、話を聞いているフリをして必死にスライドをまとめたのを覚えています。
当時から嶋津は英語教育一本槍の猪突猛進で、日本の英語教育をなんとかしようというピュアな思いだけで動いていました。今回の原稿を読んで初めて、私と出会ったタイミングはCELTA(世界基準の英語教員資格)を取得するための過酷な半年間の英国修行の直後だったと知りましたが、そんなことは微塵も感じさせず「今後僕らって何か一緒にできそうじゃないですか??」とキラキラした眼で語りかけてきたのです。新手のナンパを受けたわけです。
その後嶋津は最初期のタクトピアにジョインしてくれて今に至るわけですが、今回の本の原稿を読んではじめて、彼の尋常でない英語教育への熱量の源に触れられた気がします。今現在の彼のステータスだけみれば、たいそうスマートに人生をサクセスしてきた印象かもしれません。しかし実際には、ただの田舎の高校生が、強烈な原体験に背中を押されるようにして次へ次へと、倒れるより前に足を出してなんとか踏ん張って前進するような、愚直な挑戦の日々だったことが分かります。普通の人なら諦めてしまうような辛い道を、彼は文字通り身を削りながら進んできたのです。「自分だったらこんな試練の連続をクリアできるだろうか…?」と思うたび、改めて尊敬の念が湧いてきました。
どんな分野であれ、第一線に立とうとすれば途方もない努力が必要でしょう。その意味で、彼の挑戦のストーリーは教育分野に限らずさまざまな方に読まれてよいと思いますし、とくにこれからの予測困難な時代に飛び込んでいく学生の方々にはきっと心強いメッセージとなるはずです。
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※写真はタクトピア設立後、イノラボにご報告にいった際の写真です。我々二人を引き合わせてくれたキューピッド、 関島 章江 (Norie Sekijima) さんとともに(感謝しております!)
2020.6.4 長井悠