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シン・カスタマーサクセス論(1)
みなさん、こんにちは。
maido&crafts strategy株式会社 代表取締役の玉岡です。
弊社が考える組織像、カスタマーサクセス観点から、
「シン・カスタマーサクセス論」として、いくつかシリーズでnoteを書いていこうと思います。良ければ、最後まで、読んでいただけると嬉しいです。
今回は、海外のカスタマーサクセス界隈で語られつつある
「ハンター」「ビルダー」「ファーマー」という考え方について、です。
ハンター依存からの脱却:
なぜ今、ビルダーとファーマーが重要なのか
皆さん、「売上が伸びない」「顧客が定着しない」といった悩みを抱えていませんか?
実は、これらの問題の多くは、
「新規営業(ハンター)」への過度な依存が原因かもしれません。
なぜ、ハンターだけでは限界があるのか
ビジネスの世界では、こんな数字をご存知でしょうか:
新規顧客の獲得コストは、既存顧客の維持コストの5倍以上
リテンション率が5%向上すると、利益は25-95%増加
既存顧客からの紹介は、新規開拓より成約率が3倍高い
これらの数字が示すように、「売って終わり」のビジネスモデルには明確な限界があります。まるで、穴の開いたバケツに水を注ぎ続けるようなものです。
ビルダーとファーマーが生み出す価値
では、なぜビルダーとファーマーが重要なのでしょうか?
ビルダーの役割:関係構築のプロフェッショナル
顧客のビジネス課題を深く理解
最適なソリューションの設計と提供
部門横断的な価値創造の実現
ファーマーの役割:継続的成長の促進者
顧客満足度の持続的な向上
アップセル・クロスセルの機会創出
顧客ロイヤルティの強化
データが示す、その効果
カスタマーサクセスを重視し、
ビルダー・ファーマー機能を強化した企業では:
顧客生涯価値(LTV)が平均10倍以上に
リテンション率の大幅な向上
既存顧客からの紹介による新規獲得の増加
これからの時代に求められること
ビジネス環境が急速に変化する中、求められているのは:
持続的な顧客関係の構築
プロアクティブなサポート体制
データに基づく顧客理解
ハンター、ビルダー、ファーマー。
この3つの機能がバランスよく働くとき、
初めて組織は持続的な成長を実現できます。
あなたの組織は、この変化に向けて準備ができていますか?
まずは、現状の組織体制を見直し、ビルダーとファーマーの機能強化について検討してみてはいかがでしょうか。
それが、持続的な成長への第一歩となるはずです。
<ちょこっと小話>
弊社の社名は、Maido Crafts & Strategy株式会社 といいます。
「Maido Crafts & Strategy」って、どんな意味がある?
どんな意味が詰まっているのかは、
私たちの社名には、ビジネスへの姿勢と価値観が凝縮されています。3つの要素それぞれが、お客様への約束を表現しています。
Maido(まいど) 関西で親しまれている「まいど」という言葉には、「毎度ありがとうございます」という感謝の気持ちが込められています。この言葉は、親しみやすさと誠実さを表すとともに、お客様との継続的な信頼関係を大切にする私たちの姿勢を象徴しています。
Crafts(クラフツ) 職人の技のように、一つひとつ丁寧に仕上げる。それが私たちの信条です。画一的なソリューションではなく、お客様一社一社に最適な「手作り」の戦略を提供します。専門性の高いコンサルティングスキルと細やかな対応で、確かな価値を提供します。
Strategy(ストラテジー) 伝統的な価値観と現代的なビジネス戦略を融合させ、持続可能な経営の実現をサポートします。人間中心のアプローチを軸に、お客様の未来の成長を見据えた戦略を共に創り上げます。
これら3つの要素の組み合わせにより、私たちは独自の価値を提供し、お客様との長期的な信頼関係を築いていきます。伝統と革新の調和を大切にしながら、お客様のビジネスの発展に貢献してまいります。
<弊社JP>
https://ywc-maido-okini.com/maido-and-crafts-strategy_lp/