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"子持ち様"問題は、働き方を変えれば全て解決します

最近、職場での「子持ち様」問題が話題になっています。

「子持ち様対応でまた残業」
「子持ち様がまた急に仕事休んでる」

このようなポストがエックスに溢れ返っており、子育てをしながら働くことの難しさを実感します。

確かに、「子供が熱を出した!」みたいな理由で急に仕事を休まれるのって、会社にとっては迷惑極まりないですよね…

僕も現在は子育て真っ最中なのでよくわかるのですが、子供って本当に急に熱を出すんですよね。しかも高頻度で。

正直言って、独身の頃は、「子供が熱を出したので休みます!」と言って急に会社を休む社員のことを、「ズル休み」だと思っていました。

「そんなに頻繁に熱を出すわけねーだろw」と。

ただ、実際に子育てをしてみると、子供って本当に急に熱を出すんですよね。これは、実際に子育てをしないとわからない感覚だと思います。

最近は子供を育てたことがない人がマジョリティになっていますから、より「子持ち様」への職場の理解が進まないのでしょう。

しかし、この「子持ち様」問題については、僕らの働き方を変えることで解決できると思っています。

そこで今回は、

 ・「子持ち様」問題の背景 
・企業の取り組み事例 
・ホラクラシー型組織への移行による解決策

という内容について書いていきます。

子育てをしながらお勤めの方や、職場での公平性に関心がある方にとっては非常に参考になる内容だと思います。ぜひ最後までご覧ください!


「子持ち様」問題の背景

最近、日経新聞に「子持ち様からお互い様へ」という記事が掲載されました。

この記事によると、働く子育て世帯が「子持ち様」と批判される理由は、子持ち世帯だけが優遇されていると思われているからだそうです。

具体的には

「子持ち世帯だけが子供を理由に気軽に休めるのはおかしい!」

という意見があります。子持ち世帯を優遇するような制度は、職場の不公平感を生み出す原因となっています。

「子持ち様」問題を解決するための企業の取り組み事例

この問題を解決するため、最近では企業が柔軟な休暇制度を導入する動きが出てきています。以下にいくつかの事例を紹介します:

  1. ダムスコ:「なんとなく休暇」制度を導入しました。これは有給休暇以外に、毎月1日、理由を問わずに取得できる休暇です。例えば、推しのアイドルが体調不良だから自分も休むといった理由でも休暇を取ることができます。

  2. スパイスファクトリー:「シエスタ制度」を導入しました。仕事が忙しい時間以外は自由に仕事ができる、または休むことができる制度です。

  3. アトラエ:「チャレンジ制度」を導入しました。社員や会社の成長につながる挑戦に対して、最長6ヶ月間の有給休暇を付与する制度です。

これらの取り組みは、子持ち世帯だけでなく全社員が柔軟に休暇を取れるようにすることで、働きやすい環境を整えようとするものです。

ホラクラシー型組織への移行による解決策

しかし、僕はこれらの取り組みにも違和感を感じています。

なぜなら、企業に休暇のお伺いを立てるというシステム自体が古いからです。

現在の多くの日本企業は、ヒエラルキー型の組織構造を持っています。

つまり、トップに社長がいて、その下に役員、部長、課長…という具合に、上から下に命令が降りてくる形態です。要するに、軍隊のような組織形態です。

この構造では、休暇を取るにも上司の許可が必要となります。休むのに上の許可が必要な時点で、子育て世帯には優しくありません。だって、子供は急に熱を出すんですから。

これに対し、僕が提案するのはホラクラシー型組織への移行です。

ホラクラシー型組織とは:

  1. 各社員が自分の裁量で自分の役割を全うする

  2. トップがいない、平等な組織構造

  3. 仕事の時間や場所が完全に自由

…という組織形態です。

このような組織形態であれば、いつ会社を休むか、いつ保育園に行くか、などが完全に自由になります。

ヒエラルキー型組織とホラクラシー型組織の違いについては、こちらのポストの画像がわかりやすいと思います。

要は、自分の仕事の裁量の範囲内で、柔軟に働き方を決められるのがホラクラシー型組織ということです。

ただし、その分、全ての責任が自分に振りかかってくるため、しっかりと仕事を全うする必要があります。

ホラクラシー型組織には以下のようなメリットがあります:

  1. 上下関係がなくなり、上司の管理から解放される

  2. 自分の仕事さえ全うしていれば、子育ての都合で休んでも問題ない

  3. 他人の仕事内容を気にする必要がなくなる

  4. 他人の仕事を気にする必要がなくなるので、「子持ち様」という批判や嫉妬がなくなる

つまり、ホラクラシー型組織に移行することで、「子持ち様」問題は自然と解決されるのです。

実際、僕はホラクラシー型組織に転職することで自由な働き方を手に入れ、子育てに踏み切ることができた

実際のところ、僕がなぜ子供を産む決断ができたかというと、ホラクラシー型組織に転職し、労働に束縛されない自由なライフスタイルを手に入れることができたからです。

参考までに、現在の僕の働き方はこちらのポストの通りです。

要するに、時間と場所に縛られることなく、いつでもどこでも自由に働けるライフスタイルです。希望すれば週2,3日程度の働き方だってOKです。

ホラクラシー型組織に転職して、こういう働き方が実現できていれば、自宅で仕事をしているので保育園から連絡がきても動じることはありません。子供を引き取って、そのまま家でPC作業をすればいいだけの話です。

つまり、「子持ち様」問題を解決するためには、子供を持ちたい人はみんなホラクラシー型組織に転職し、PC1台でいつでもどこでも自由に働けるライフスタイルを確立すればいいのです。

子育て世帯が全員、僕のように自由なライフスタイルを手に入れることができれば、"子持ち様"に関わるあらゆる問題は瞬時に解決できると思います。

では、ホラクラシー型組織とはどこにあるのか?と申しますと、Web系の企業であれば基本的にどこもホラクラシー型組織です。

というのも、Web業界では"ABW"という働き方が主流です。働く時間も場所も全部自分で選ぶことができます。全ての仕事の選択権が自分にあるのです。

※ABWとは、Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の略で、「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のことを言います。

ABWとは?

まさに新時代の働き方ができる環境です。僕だけでなく、Web業界の社員全員がいつでもどこでも自由に働けるライフスタイルを実践しています。

さらに、Webの世界は変化が激しい世界ですので、毎日新しいことが起きます。非常に刺激的です。僕がかつて勤めていたJTCと比べると、まさに正反対の環境です。

では、「どうやってWeb業界に転職するのか?」というお話については僕のブログに詳しく書いているので、興味のある方は併せて読んでみてください。

まとめ

日本企業がヒエラルキー型組織からホラクラシー型組織に変わっていくことで、「子持ち様」問題は解決されると僕は本気で考えています。

つまり、各々が各々の仕事を全うする組織形態へと移行することが重要ということです。

もし企業全体での変革が難しい場合は、僕のようにホラクラシー型組織に転職したり、個人事業主的な働き方を実践することで、いつでもどこでも自由な働き方を手に入れれば良いと思います。

PC1台で誰しもが短時間労働でいつでもどこでも自由に働ける社会になれば、他人がどこでいつ仕事を休もうと知ったこっちゃないわけですから、「子持ち様」問題も自然と解決されていくのではないでしょうか?

以上が、「子持ち様」問題に対する僕の考えです。日本人の働き方を変えることで、より柔軟で公平な職場環境を作り出すことができると信じています。

ちなみに、時給労働から抜け出し、個人事業主的な働き方を実践して完全自由なライフスタイルを手に入れるための方法論はこちらのnoteにまとめているので、興味のある方は併せて読んでみてください。

ではでは


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