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平凡な僕の「趣味論」

僕はギター演奏が趣味で、自分で作曲しながら月一ぐらいでライブ活動もしている。

結婚する前、20代の頃には同じように音楽活動をする人が周りにもいたのだが、年齢を重ねるとみんな辞めてしまった。
理由はみんな「仕事が忙しい」とか「家庭があるとなかなか出来ない」とかなのだが、そんな話を聞く度に残念な気持ちになる。

いや、正直に言おう。
仕事や家庭を理由に趣味を辞めてしまうことは"生きる上でまずいこと"だと僕は思っている。

大げさに言うと、僕の中で趣味とは「生きるための情熱」である。

たしかに大人になれば時間は無くなる。だが、時間が有り余っている若い時に、その時間を埋めるためにやる趣味と、大人になってなんとか時間を作ってやる趣味とは全く意味が違う。
仕事と家庭をうまく調整しながらも続けていく趣味ほど生きる活力を生み出すものはない。

仕事が趣味だ、子育てが趣味だ、という人はもちろんそれで大いに結構である。要するに情熱を注ぎ込む先があるかどうかである。
「趣味が無い」と悩む人はそれも大いに良いことだ。情熱を注ぎ込む先を模索している途中なのだから。

1番まずいのは、「趣味が無い」ことを全く気にしなくなり、情熱のない人生を送ることだ。仕事程度で辞めてしまう趣味などもともと情熱がそこまで無かったということだ。
生きる活力を保つためにも、情熱を注ぐ趣味の存在は人生において大きな役割を果たす、と僕は考える。

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