〜今月のウイスキー(2022年3月)〜 ノアーズミル
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ノアーズミルは、ウィレット蒸留所という家族経営の小規模な蒸留所で作られたバーボンである。ウィレット蒸留所は大規模企業に属さず、少量ながらも高品質なハンドメイドバーボンを生産している事で有名であり、バーボン好きならチェックしておきたい蒸留所だ。
そして、そのウィレット蒸留所が生産する「スモールバッチ・ブティック・バーボン・コレクション」(「スモールバッチ」という用語に関する法律的な定義はないが、主に「選び抜かれた少数の樽から瓶詰めされたウイスキー」を指す)のひとつにあたるこのノアーズミルは、非常に丁寧に作られたのが感じられるほど上品な味わいのウイスキーである。
ちなみに、ノアーズミルは現在もヘブン・ヒル社から原酒を仕入れており、これを独自熟成させ、ピークに達した数樽だけをボトリングしている。つまりは、ウィレット蒸留所でつくった原酒は入っていない、ということ。
度数は57.5%とウイスキーの中でもかなり高めであるが、ロックかストレートで飲むのがオススメである。このお酒を水やソーダで薄めてしまうのはあまりにももったいない。
度数の高いお酒は少し荒っぽい味になるような印象があるが、ノアーズミルは高い度数のお酒の中ではかなり品のある味わいである。
甘味、辛味、コク、木の香りなどなど、味の要素は深いところでバランス良く仕上げられており、豊かな味に魅了されることは間違いない。
逆に言うと、他のウイスキーの味や香りを打ち消してしまうほど主張の強いバーボンでもある。
もし、バー等でこのノアーズミルを注文するのなら、1番最後にする事をオススメする。
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