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〜今月のウイスキー(2022年8月)〜 ロッホローモンド シングルグレーン

ウイスキー党の僕だが、グレーンウイスキーがあまり好きではない。
グレーンウイスキーだから好きじゃない、というよりも、好みでないウイスキーにグレーンウイスキーが多い、ということなのだが。

大麦麦芽を原料とするモルトウイスキーに対して、グレーンウイスキーはトウモロコシやライ麦などの穀類に糖化のために麦芽を加えたものが原料となっている。
まあ、細かい製法などは割愛するが、要するにグレーンウイスキーって薄い感じがするのだ。
飲んで喉にグッとくる感じがない。ウイスキーの中では飲みやすい種類なので、合う人もいるだろうが、僕には物足りない。


僕はウイスキーはロックはストレートで飲む派なのだが、グレーンウイスキーはハイボールか水割りで飲むのを推奨されている銘柄が多いような気がする。サントリーの「知多」もハイボールで飲む事を推奨しており、たしかに加水する事で香りが立つ。

ロックorストレート派の僕とグレーンウイスキーの相性は悪いものだと思っていた。

そんな折、ふと見つけたのがこのロッホローモンド。グレーンウイスキーの中でもかなり評判の良いこの一本をなんとなく買ってみた。

そして、このロッホローモンドは僕のグレーンウイスキーに対する印象をガラリと変えた。

ロックやストレートで飲んでも、しっかりとした飲みごたえがあるし、甘みや香りが複雑で他のモルトウイスキーやブレンデッドウイスキーに引けを取らない味わいである。

2017年にWWA(ワールドウイスキーアワード)にてベストスコッチグレーンに選出された事や全英オープンゴルフの公式ウイスキーになった事などをきっかけに、日本でその名をひろめているようだ。

基本的には専門店などにしか置いていないようだが、稀に大型スーパーなどでも見かけるようになっている。価格もそこまで高価ではないので、手にとりやすい。
デイリーウイスキーとして置いておきたい一本となった。

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