古の旧制高等学校・大学予科その2
前回は
大学予科とは 東京大学が帝国大学と名を変え、基本的に大学=帝国大学であった時代は、旧制高等学校が大学予科の役割を果たしていたのですが、京都や仙台(東北)、福岡(九州)にも帝国大学が出来ると、札幌農学校を改めた東北帝国大学農科大学は、優秀な学生を確実に獲得するために、独自に大学予科を置きました。その後、帝国大学以外の大学の設置が認められると、私立大学を中心に、旧制大学設置の条件とされた大学予科の課程を設置する動きが進みます。
大学予科の教育は、基本的に旧制高等学校